カイロプラクターが教える正しい座り姿勢とは?

座っている時間が世界20カ国中、日本人がダントツNO.1!長い時間を過ごすからこそ、座り姿勢が大切です。
今回のコラムでは、カイロプラクターが教える正しい座り姿勢を手に入れる方法をお伝えします。最近、座っているとすぐに疲れてしまうことはありませんか?それを、年齢のせいだとあきらめてしまっていませんか?
座る時間が長い日本人
近年、日常生活の環境が変化しました。そのため、1日の約60%を座って過ごすと言われています。現代人は、座ることが多くなってきました。
オーストラリアの研究機関の調査もあります。日本人の成人が平日に座っている時間は、世界20カ国中で最長です。1日約7時間というデータもあります。
座り方を教えてもらったことはありますか?
その単純に“座る”という動作は、もの心がついたころには、すでに習得したものです。そのため、日常生活であまり意識していません。
座り方を習ったことがない
今のあなたの“座る”という動作は、幼少期のころに覚えたものです。周囲の大人やテレビの映像などを、見様見真似で覚えたものです。そのため、カラダにとって適切な動きではないまま、現在に至っています。
大人から言われること
ただ大人から、“姿勢をきちんとして座りなさい”と言われるだけです。または、“背筋をピンっとして座りなさい”と言われるだけです。実際に細かい指導を受けた子供は、多くはありません。
だからこそ、“座る”という単純な動作でも、しっかりとした知識を学ぶ必要があるのです。
多くの人が、年齢を重ねるごとに『疲れやすい』『疲れがとれない』と感じます。そして、それを加齢のせいだと諦めています。しかし、そうではありません。それは、ただ正しい座り姿勢を選択していないだけになります。
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実は疲れやすい座り方とは!?
胸を張る姿勢は疲れやすい
一般的に座っている姿勢をイメージしたとき、姿勢をピンと伸ばす人が多いと思います。または、『胸を張る姿勢』を思い浮かべる人も多いと思います。
実は、胸を張って座る姿勢は、とても疲れやすい姿勢になります。胸を張っている姿勢では、全体的に重心が後ろへ移動します。そして、背中が反り返った状態になってしまいます。
背中と腰が緊張する
これでは、30分キープしただけでも、背中や腰の筋肉が緊張してしまいます。そのため、すぐ疲れてしまいます。
寄りかかる姿勢も疲れる
反対に、背もたれに寄りかかって、お尻が前へ滑ってしまう座り姿勢があります。一見、リラックスして力が抜けているように見えます。しかし、実は、最も疲れる座り姿勢となります。
全身に無駄な力が入る
この姿勢では、力が抜けた部分があります。すると、その力をかばうように、違う部位の筋肉に負担がかかってしまいます。重心が後ろへ移動し、背もたれによって体が支えられます。そのため、背中の筋肉に常に力が入ります。
また、お尻も前に滑り落ちるのを防ごうという力が働きます。そして、足も踏ん張らざるを得ません。結局は、ほぼ全身に無駄な力が働いてしまっています。
正しい座り姿勢とは
このように、疲れやすい姿勢とは、筋肉でカラダを支えている状態を意味します。一方、正しい座り姿勢とは、無駄な筋力を使わない姿勢です。背骨でカラダを支えることになります。

まずは、あなたの座り姿勢の癖をチェックしましょう。現状を把握することから始めてみましょう。座っている時に、背中の筋肉や腹筋、肩に力が入っていないか。自身のカラダのセルフチェックを行っていきましょう。
同じようなお悩みはありませんか?
塩川カイロプラクティック(銀座)では、初回に問診と検査で体の状態を確かめてから、今後のケアの流れをご説明します。初回の目安は1時間です。
座骨で座るのが正しい座り姿勢
まず、正しい座り姿勢とは、筋肉の力に頼らず、骨でバランスをとることです。すなわち、『背骨で座る』イメージを持つことになります。座るときに支えることのできる骨があります。「それはどこ?」と思われますよね。
座骨の見つけ方
簡単な見つけ方は、イスに座るときに、左右のお尻の下に手を添えて座ってみることです。硬く触れるところが、座骨という骨になります。
まさに言葉の通り、座るときに使う骨です。そこに上半身の重みを乗せることが出来れば、座骨で座ることが出来たと言えます。
座骨で座れているかの目安
正しく座骨で座れた状態の目安は、2つあります。体に無駄な力が入っていないことと、股関節が自由に動かすことができることです。
股関節を自由に動かすことができるとは、どういう状態でしょうか。座った状態で、簡単に太ももを上げることができる状態を意味します。例えば、椅子に座った状態で、前後に移動してみてください。後ろに傾いた状態で太ももを上げようとしてみましょう。かなりの腹筋を使わないと、上げることはできません。
前にかがんだ場合
反対に、やや前にかがんだ状態で、太ももを上げようとするとどうでしょうか。お腹や上半身が邪魔をして、太ももを簡単に上げることができません。
このように、正しい位置の坐骨で座るためには、股関節を自由にすることが大切です。それを意識しましょう。
『へその上に鼻、肩の上に耳』が理想的な姿勢
正しい座り姿勢には、頭の位置も大事になってきます。ちょうど、座禅を組む姿勢をイメージしてみてください。座禅を組む場合、『へその上に鼻、肩の上に耳』が理想的な姿勢と言われています。
赤ちゃんは、首が据わると、足を前に出して座る姿勢をします。フラフラしていて不安定です。しかし、筋力があるわけでもないのに支えられています。この姿勢が、ちょうど、へその上に鼻が位置している姿勢です。そして、肩の上に耳が位置している姿勢になっています。
壁を使って理想の姿勢を確認
イメージをつかむのが難しいと思われる場合は、壁を使ってみましょう。壁から5センチくらい前に立ち、まずお尻・背中・両肩という順番で壁に付けていきます。
そのあとに、頭の後頭部を壁に付けます。すると、ちょうどへその上に鼻、肩の上に耳が位置する理想的な姿勢となります。
言葉では、簡単に説明できます。しかし、実際に行ってみると、意外と壁に付けるのが困難です。それでも、何回も行っていくことで、脳に正しい姿勢をインプットすることが可能になります。ですから、習慣付けることをお勧めします。
頭の重さと首への負担
個人差はありますが、頭の重さは約6~7キロあります。ボーリングのボールくらいの重さです。
頭が前にわずか2センチ移動するだけで、負荷は約2倍になると言われています。首や肩にかかる負荷が、12~14キロになります。下を向いてスマホを操作している場合は、18キロです。うたた寝のような姿勢だと、約27キロもの負担が首に加わっています。
このように、肩の上に耳を位置する姿勢は大切です。背骨で頭を支えることはもちろん、首の負荷をかけないために重要になります。
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カイロプラクティックケアと座り姿勢の関係性
上記に挙げた2つのポイントを、少しでも日常生活で意識してみましょう。それだけで、より疲れにくい座り姿勢になります。
しかし、まず初めに考えて欲しいことがあります。それは、背骨の中を流れている神経になります。赤ちゃんは、『へその上に鼻、肩の上に耳』といった姿勢が自然とできます。それと同じように、私たちの脳は常に正しい位置を知っています。
脳がカラダの状態を把握する
正しい姿勢をとるためには、まず脳があなたのカラダの状態を把握する必要があります。例えば、階段の上り下りをイメージしてみてください。
個人差はありますが、じっくり階段を確認しなくても、スムーズに上り下りできます。それは、脳がカラダの正しい位置をしっかりと把握できているからになります。
神経と姿勢の関係
このように、正しい姿勢には、背骨の中に流れる神経が大きく関わっています。どれだけ姿勢を意識したところで、神経に異常が生じていればどうでしょうか。脳が正しいカラダの位置を把握することはできません。
カイロプラクティックケアで神経の流れを整えます。そして、脳がカラダの状態を把握しやすくなれば、自然と正しい姿勢に向かいやすくなると考えています。
はじめての方からよくある質問
Q. 初めての場合、時間はどのくらいかかりますか?
問診票の記入やカウンセリング、検査を行い、ケアの最後にカイロプラクティックの説明と今後のケアの流れをお伝えします。目安として、初回は1時間とお考えください。
Q. どのくらいの期間、通うことになりますか?
状態によって差はありますが、当院では6ヶ月間を卒業の目安としています。神経の修復と回復にかかる期間をもとにした考え方です。
Q. アジャストメントは痛いですか?
基本的に痛みは生じません。お身体に痛みがある場合、姿勢によっては痛みを感じることもあります。その際は遠慮なくお伝えください。無理のない姿勢でケアを進めます。
Q. 健康保険は使えますか?支払い方法は?
日本にはカイロプラクティックの法律がないため、健康保険はお使いいただけません。クレジットカードでのお支払いは可能です。

執筆者塩川 雅士D.C.
1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。



