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2020.03.02

いつまでも柔軟な発想ができる脳を手に入れる秘訣とは?

いつまでも柔軟な発想ができる脳を手に入れる秘訣とは?

柔軟な発想ができない人の特徴は、ある一定の考え方しかできず様々なことに対処することができません。 特に年齢を重ねるたびに柔軟な発想ができなくなっているように感じることが多いのではないでしょうか?

実は、柔軟な発想に年齢は関係ありません。 今回のコラムでは、柔軟な発想ができる脳を手に入れる秘訣についてお伝えしていきます。

情報伝達に重要なシナプスとは?

私たちの脳は体に対して様々な指令を出しています。 その指令は電気信号となって体の各組織に送られますが、その電気信号を伝えているのが神経となります。

この電気信号は脳から体の各組織への一方通行ではありません。 体から脳へも電気信号が送られています。 つまり人間は神経の流れなしでは生きていけないということになります。

脳は、ニューロンという神経細胞が集まってできていますその神経細胞の数は小脳だけでもおよそ1000億個と言われています。また、ニューロンとニューロンの間には電気信号が送られることで、情報の伝達が行われます。この接合部が『シナプス』と呼んでいます。

脳へ様々な情報がシナプスで電気信号として伝達されます。 この伝達によって脳は、体の司令塔として機能することができます。

カイロプラクティックで豊かで柔軟な思考を手に入れましょう!

例えば脳を “発電所” とすると、体の中にある各臓器は一軒一軒の “家” となります。 体中に張り巡らされた神経はいわば “電線” の役割をしていて、様々な情報は脳から体へ体から脳へと電気信号に変換して伝えられます。

これが体の情報のやり取りのメカニズムであり、人間の自然治癒力が働くためにかかすことのできない機能となります。 いわば、人間は神経機能が働いていなければ生きてはいきません。 酸素を取り込むのも、栄養を取り込むのも、心臓が動いているのも、すべて神経が機能しているからになります。

人間には自然治癒力というものが生まれつき備わっていますが、脳の神経細胞であるニューロンが壊れてしまった場合、元には戻ることはなく、自然治癒することはありません。 ニューロンは1日に約10万個死滅していていますが、死滅したニューロンに繋がっていたシナプスは別のニューロンに枝を伸ばして情報のやり取りを行います。

このように、シナプスは刺激すると活性化して枝を伸ばしていきます。 たとえ高齢であったとしてもニューロン同士をつなぐシナプスのおかげで情報のやり取りを絶えず行うことが可能になります。

よく将棋・囲碁・麻雀などが認知症の予防に良いといわれますが、それは指先を使いながら思考をするという、脳にとっての刺激が絶えず続からになります。

自然治癒力とは『治る力』であり、つまりは『生きる力』となります。 この『生きる力』に年齢は関係ありません。 5歳の人も、80歳の人も等しく働く力となります。

シナプスが伸びて新たな神経経路ができることによって、それが脳に蓄積される人生の経験値となり人間はいくつになっても成長できるます。

カイロプラクティックケアによって神経の流れを整えて、体の情報を脳へ届けることは、シナプスの成長にも繋がり、年齢を重ねても新たに作られた神経回路によって柔軟な思考ができる脳を維持できるということが言えます。

脳は決して間違いを犯しません。 脳と体の各部を繋ぐ神経が正常になってさえいれば、体が、本来あるべき姿に正してくれます。 あなたの体を治癒しているのは他の誰でもないあなた自身の脳になります。

皆さんもカイロプラクティック・ケアを取り入れて、自然治癒力を高めるだけでなく、シナプスの成長をも促し、いつまでも豊かで柔軟な発想ができる脳を手に入れましょう!

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。2007年から2016年の間、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う。歩けないほどの腰痛に見舞われるが、カイロプラクティックを受け改善。カイロプラクティックを学ぶことを決意しシオカワスクール入学にする。現在は塩川カイロプラクティック治療室で副院長として施術を担当し、地元である神奈川県藤沢市での施術も行っている。また48年続くシオカワスクールでは講師/インストラクターを担当し、後任の育成にも力を入れて活動している。

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