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2020.12.25

予防医学としてのカイロプラクティックとは?

カテゴリ: 健康通信
予防医学としてのカイロプラクティックとは?
1つの研究報告:7年間・約7万人が対象
人間の細胞は、約37兆2000億個といわれる
免疫の働きが、毎日体を守っている
塩川雅士D.C.
予防とは、体の内側の力を支えることです。塩川カイロプラクティック院長の塩川雅士です。

2007年に、アメリカの研究論文*が報告されました。カイロプラクティックと医療費の関係についてです。 対象は、7年間カイロプラクティックを定期的に受けている7万人の患者です。医療費の削減につながる可能性が報告されています。予防医学の視点から見ても、興味深い報告です。

研究結果では、60.2%の入院患者の減少が報告されました。また、59%の通院の減少、62%の手術の減少、85%の薬の費用の減少も報告されています。ただし、これは1つの研究報告であり、効果を保証するものではありません。

今回のコラムでは、カイロプラクティックを予防の視点から解説していきます。どのように考えているかをお伝えします。

その理由を、次で。

予防医学とカイロプラクティック

ガン細胞はどうやってできる?

ほとんどのガンは、遺伝子の突然変異によって発生します。まず、人間の細胞は、37兆2000億個あるとされています。必要に応じて成長と分裂を繰り返しています。

ところが、その際に特定の遺伝子に変化が生じると、どうなるでしょうか。正常な細胞が、突如としてガン細胞へと変位することがあります。一方、遺伝子の変化は、1回限りでは体に影響はないとされています。しかし、分裂を重ねることで異常が生じて、ガン細胞となります。

例えば、その細胞が約10年かけて30回分裂すると仮定します。すると、約10億個の塊となります。そこで、小指の爪ほどの約1グラムのガン細胞を形成してしまいます。

免疫力が毎日ガン細胞を退治している

実をいうと、体内では毎日、数百~数千個のガン細胞が誕生しています。それでも、免疫力がガン細胞を正確に退治します。そのため、通常は異常をきたすことはありません。

自己の免疫システムがしっかりと働くことは、健康を保つ上で大切です。そして、カイロプラクティック・ケアは、その土台となる、神経の流れを整えることが目的です。

神経の流れが整うと、脳が体の状態を把握しやすくなります。すると、体に備わる免疫システムも働きやすくなると考えています。だからこそ、カイロプラクティックを予防の視点で大切にしています。

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神経サイクルの乱れは、ラジオのチューニングがズレているようなもの

私たちの脳は決して間違いを犯しません。 神経のサイクルが正常に働いていれば、体の情報は正しく脳へ伝わります。

塩川雅士D.C.
カイロプラクターのひとこと
脳は決して間違いを犯しません。

また、体に何か異常があったとしても、脳は神経を通じて瞬時にその情報を把握します。そして、体の各組織に指令を出し、体に起きているすべての問題に対処してくれます。

免疫システムと脳の指令

免疫システムも、当然、脳からの指令が重要になります。ガン化した細胞があったとします。その情報がしっかりと脳に届きさえすれば、体はその細胞の対処に当たります。

情報を受け取った脳は、瞬時にして体の各組織に働きかけます。すると、キラーT細胞やマクロファージといった免疫細胞が出動します。そして、ガン化してしまった細胞に攻撃を加えます。

もちろん、この免疫システムは、菌やウィルスなどの外敵にも有効となります。このように、体内の免疫システムにも神経のサイクルが関係していることが分かります。

神経の圧迫とはどのような状態?

神経のサイクルが乱れることを、「神経が圧迫する」という表現を使ったりします。では、神経の圧迫とは、どのような状態なのでしょうか。

そもそも、神経は、とても繊細で柔らかくできています。そのため、ほんの少し圧力がかかるだけで、神経のサイクルは乱れてしまいます。

ほんの少しの圧力

ほんの少しの圧力とは、10円玉くらいの重さのことです。それがかかるだけで、神経の流れが60%も妨げられてしまうほど、弱い圧力になります。

神経の圧迫といっても、神経がギューっと押しつぶされているわけではありません。仮に神経がギューっと押しつぶされてしまえば、完全麻痺の状態になってしまいます。そして、神経細胞は死滅してしまいます。

ラジオのチューニングのたとえ

この神経のサイクルの乱れを、“ラジオのチューニングがズレている” と表現したりします。

例えば、ラジオのチューニングがしっかりとしていれば、音はクリアに聞こえるものですよね。ところが、ほんの少しチューニングがズレると、ノイズが混ざります。音は聞こえるものの、クリアではありません。

免疫細胞への指令に置き換えると

これを、脳から免疫細胞への指令に置き換えてみましょう。例えば、体の中に、異常を起こした細胞があるとします。

次に、情報を受け取った脳は、瞬時にして免疫細胞へ指令を出します。しかし、チューニングがズレているため、指令の声にノイズが混ざります。その結果、正しい指令が免疫細胞へ届かなくなってしまいます。

つまり、この状態では、仮に免疫細胞が出動しても、脳はきちんと体の状態を把握していません。そのため、最大限に免疫力を発揮することができなくなります。

背骨のわずかなズレ

こうならない為には、ラジオのチューニングのズレを戻してあげる必要があります。ほんのわずかなズレです。

ラジオのたとえを背骨に戻すと

では、ここでラジオのチューニングを、人間の背骨に戻してみましょう。その背骨のズレや歪みは、ほんのわずかなものになります。

そして、そのわずかなズレが、神経のサイクルを乱す原因になります。ここで間違えてはいけないことがあります。カイロプラクターは、決して背骨や骨格のズレや歪みを正すことを目的とはしていません。

目的は神経のサイクルを整えること

あくまでも、神経のサイクルが乱れている原因箇所(背骨)を調節することが目的です。それによって、神経のサイクルを正常にします。そして、脳から体、体から脳への声が正確に届くようにします。

カイロプラクターが目指すこと

ノイズが混ざった声では聞き取りにくく、間違いを起こす原因となってしまいます。脳は決して間違いを犯さないはずです。それなのに、体に問題が生じることがあります。それは、ラジオのチューニングがズレたときのように、ノイズが混ざった状態にあります。つまり、各指令が全身に行き渡らなくなる状態です。

まとめ

さて、神経のサイクルが乱れる事が、どれほど重大な事態かお分かりいただけたでしょうか。皆様も日頃からカイロプラクティック・ケアを受けましょう。免疫の働きを支える神経の流れを整え、健やかな体を保ちましょう!

*JMPT2007 May 30
Clinical utilization and cost outcomes from an integrative medicine independent physician association

こんなときは、医療機関へ

ガンをはじめ、体調に不安があるときは自己判断せず、まず医療機関を受診してください。定期的な検診も大切です。

塩川雅士D.C.

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はじめての方からよくある質問

Q. 初めての場合、時間はどのくらいかかりますか?

問診票の記入やカウンセリング、検査を行い、ケアの最後にカイロプラクティックの説明と今後のケアの流れをお伝えします。目安として、初回は1時間とお考えください。

Q. どのくらいの期間、通うことになりますか?

状態によって差はありますが、当院では6ヶ月間を卒業の目安としています。神経の修復と回復にかかる期間をもとにした考え方です。

Q. アジャストメントは痛いですか?

基本的に痛みは生じません。お身体に痛みがある場合、姿勢によっては痛みを感じることもあります。その際は遠慮なくお伝えください。無理のない姿勢でケアを進めます。

Q. 健康保険は使えますか?支払い方法は?

日本にはカイロプラクティックの法律がないため、健康保険はお使いいただけません。クレジットカードでのお支払いは可能です。

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塩川 雅士D.C.

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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