塩川カイロプラクティック塩川カイロプラクティック

2020.12.25

心と身体のバランスを整えるカイロプラクティックの魅力とは?

カテゴリ: 健康通信
心と身体のバランスを整えるカイロプラクティックの魅力とは?

通常、気分が落ち込んんでいると時には、背中が丸くなって姿勢が乱れてきます。 反対にやる気に満ち溢れている時には、胸を張って姿勢を正しているように、心と身体は繋がっていることが言えます。

まさに身体は、心の写し鏡のような存在と言えます。 だからこそ、心と身体のバランスが乱れている時にこそ体の内と対話をすることが重要になります。

今回のコラムでは、カイロプラクティック・ケアがどのように心と身体のバランスに影響するかを解説していきます。

心臓と身体の関係性

カイロプラクティックは神経と脳の専門家ですので、心臓が自発的に拍動するならカイロプラクティックを受けても心臓には影響がないように感じるかもしれませんが、そうではありません。

心臓につながる神経は心臓神経といい脳の延髄とつながっています。 そして、心臓の拍動を調節しているのが自律神経となります。

つまり神経のサイクルが乱れるということは、直接的に心臓の拍動に影響を与えてしまうことになります。 自律神経とは交感神経と副交感神経のことで、この2つのバランスが乱れることが自律神経の乱れということになります。

交感神経が優位になれば、心拍数増加・心筋収縮力増強・刺激伝達系の伝達速度の促進などにつながります。 副交感神経が優位になれば、心拍数減少・心筋収縮力低下・刺激伝達系の伝達速度の遅延などに繋がります。

要は2つの神経のバランスが重要となります。 心臓の機能に異常が生じれば、どうなってしまうかは小学生でも分かることです。 神経のサイクルが乱れるということがどれほど重大な事態かが分かります。

話は少しそれますが、子供の頃に、人間の心はどこにあるのか考えたことが一度はあるのではないでしょうか。 レオナルド・ダヴィンチの時代(1452~1519年)の解剖図では心臓はハート型に記載されていました。

この時代では、心房は静脈の一部と考えられており、心臓は心室しか描かれていませんでした。 心室だけの心臓はハート形に見えるので、解剖図がハート形だったのでしょう。

もしかすると、この時代では人間の心は心臓だと考えられていたのかもしれませんね。 現代のドラマや漫画でも、心を表現するときには胸をドンと叩くようなシーンを見かけます。

また不思議なことに、心臓移植を受けた方が移植後に性格が変わったりといった現代医学では証明しようがないこともあります。 ただ、こういった現象というのはある意味では当たり前と言えます。

人間の体は医学的に見ても、まだ2~3割しか解明されていません。 ですので、どんな事態が起きても不思議ではありません。

一般的には、心は脳によって作り出されるものとされています。 ここでいう心とは、人格・感情・言語・記憶・意思決定など、とても広い意味となります。

その証拠に脳の病であるアルツハイマー病などになって大脳の神経細胞が失われてしまうと、呆けてしまったり、人格が変わってしまったりします。

このような事態にならないようにするためには日々の予防が必要になります。 当然、心臓にとっても脳にとっても予防が大切となります。

カイロプラクティック・ケアの重要性

ではどのような予防がいいのかといえば、神経のサイクルを整えることがなにより重要となります。 神経のサイクルが正常に働けば心臓も正しく拍動してくれますし、それによって脳への血流も正しく流れます。

結果、脳のパフォーマンスは向上し、全身の調和が取りやすくなります。 では、カイロプラクティックを受けることにより、心の問題は解消されるのでしょうか?

人間は、心配事があれば不安な気持ちになったり、緊張する場面などでは心臓の鼓動が早くなり、汗をかいたりします。

これらの状態はその場の環境に適応しようとした結果ですので、それほど心配する必要はありません。 しかし、このような状態が過度に続く場合は神経サイクルの乱れを疑った方がいいかもしれません。

そもそも不安とはどのような状態でしょうか。 私たちは、日常起こりうるすべてのことを脳で判断しています。 脳は負荷がかかることを極端に嫌う習性があります。

例えば、慣れていない事・予測できない事・安心できない事などは脳が嫌う代表的なものとなります。 これらに抵抗するため、脳は不安という信号を出して拒否してしまいます。

ではどうすればいいのかというと、この不安に感じる信号とは真逆の信号を出してあげることが重要になります。 それはセロトニンというホルモンになります。

このセロトニンはリラックスを感じる神経伝達物質で別名・幸せホルモンとも呼ばれています。 日本人に慎重で心配性の人が多いのは、このセロトニンの分泌が少ないことも原因とされています。

実は、これらの不安のほとんどは脳が作り出した想像の産物にしかすぎず、根拠のないものとなります。 脳は思ったよりも単純なもので、簡単に騙すことができます。

不安を感じたときも、「ただやったことがないだけだから、とりあえずやってみよう」と思うだけで不安は解消できます。 それ以外でもただ体を動かすだけで、ドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。

このドーパミンは報酬系の神経伝達物質と呼ばれ、褒められたり・喜ばれたり・何か達成感を感じたときに分泌されます。 ただ、体を動かすといっても体内不調があれば満足に運動もできませんし、そもそも脳内物質などのホルモンバランスが正常に機能するためには神経のサイクルが正常に機能している必要があります。

さらに、このドーパミンなどの報酬系の神経伝達物質は依存症となってしまう場合があります。 例えばアルコール依存、ゲーム依存、ネット依存などがあります。

なぜこのようなことが起きてしまうかといえば、心と身体のバランスが取れていないことが最大の原因と言えます。 つまりは、脳と体のバランスが重要になります。

心臓の働きも自律神経のバランスが取れていることが重要ですし、神経のサイクルが正常に流れているからこそ、脳と体の各臓器の調和が取れ、ホルモンバランスも整い、心と身体の調和も取れるようになります。

皆さんもカイロプラクティック・ケアにより、心と身体のバランスを整えて、元気で明るく楽しい毎日を過ごしましょう!

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。2007年から2016年の間、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う。歩けないほどの腰痛に見舞われるが、カイロプラクティックを受け改善。カイロプラクティックを学ぶことを決意しシオカワスクール入学にする。現在は塩川カイロプラクティック治療室で副院長として施術を担当し、地元である神奈川県藤沢市での施術も行っている。また48年続くシオカワスクールでは講師/インストラクターを担当し、後任の育成にも力を入れて活動している。

コラム一覧へ戻る
pagetop