子どもの成長と神経の働きには密接な関係がある!?痛みだけではわからない「身体のサイン」
こんにちは。塩川カイロプラクティック副院長の高島克哉です。
突然ですが、質問させてください。
今、あなたのお子様は、神経の流れが100%な状態で成長していますか?
子どもの身体を考えるとき、身長や体重の変化に目が向くことは多いと思います。
一方で、触れたものを感じる、手足を動かす、姿勢を保つといった働きには、神経の発達も深く関わっています。
今回は、子どもの成長を支えるのに最も重要な「神経の働き」と、日々の生活で大切にしたい身体の見方についてお伝えします。
神経は、痛みを伝えるだけではない!
神経系は、脳や脊髄、それらと全身を結ぶ末梢神経から成り立っています。その働きを大きく分けると、感覚や運動、自律機能に関わるものがあります。
感覚神経は、触れた感覚、温度、痛み、身体の位置などの情報を脳や脊髄へ伝えます。
運動神経は、脳や脊髄から筋肉へ指令を伝え、身体を動かすことに関わります。
自律神経は、心拍や消化、発汗など、意識しなくても行われる身体の働きを調節しています。
つまり、神経の問題は痛みだけで現れるとは限りません。影響を受ける場所や原因によって、感覚や動き、身体の調節に変化が現れることがあります。
ただし、こうした変化がすべて背骨に原因を持つわけではありません。原因を決めつけず、適切に評価することが大切です。
出産時の身体への負担は、どう考える?
赤ちゃんは、出産の過程で圧迫などの力を受けながら生まれてきます。出産の状況によっては、首に負担がかかったまま生まれてきてしまうこともあります。
出産自体が必ずしも首や神経の障害につながるわけではありませんが、その負担がサブラクセーションにつながる可能性は少なくありません。
そして何より大切なのは、出産時の負担を推測すること以上に、今のお子さんの状態を丁寧に確認することです。
「痛がっていない」以外にも、目を向ける
乳幼児は、身体の違和感を言葉で十分に伝えられません。そのため、日常の様子が大切な手がかりになります。
例えば、次のようなことを観察してみてください。
・首をいつも同じ方向に向け、反対側を向きにくそうにしている
・片方の腕や脚を、明らかに動かしにくそうにしている
・授乳や食事がうまく進まず、体重の増え方も気になる
・発達について、保護者として気になることがある
これらの様子だけで、神経の障害やサブラクセーションがあるとは判断できません。成長には個人差もあります。
だからこそ、「そのうちよくなるだろう」と抱え込まず、気になったことを専門家と共有することが大切です。できていたことができなくなる、急に手足が動かしにくくなるなどの変化は、速やかに医療機関へ相談してください。
子どもの可能性を、丁寧に支えるために
子どもの成長を支えるものは、神経だけではありません。栄養、睡眠、身体を動かす経験、周囲との関わりなど、多くの要素が関係しています。
一つの原因だけで成長を説明するのではなく、その子の生活と身体を広く見ていくことが大切です。
神経の働きは、小児の発育促進や自律神経機能にも大きな影響があることが知られています。
子どもの身体を大切にすることは、問題を決めつけることではなく、小さな変化に気づき、必要な支援につなげること。
その子が安心して動き、遊び、さまざまな経験を重ねられるように。日々の成長を見守りながら、身体のサインにも丁寧に目を向けていきましょう。

執筆者高島 克哉
神奈川県川崎市出身。
横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。
様々な治療法を模索し多くの講習会に参加している中で塩川雅士D.C.の記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックに出会う。
その後塩川カイロプラクティックで塩川満章D.C.、塩川雅士D.C.のアシスタントを務めながらシオカワスクールで哲学・科学・芸術を学ぶ。現在は塩川カイロプラクティック副院長として臨床に励みながらシオカワスクール講師を担当し、正統なカイロプラクティックを全国に広めるべく活動をしている。



