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2021.01.13

脳のエネルギー効率を高めるカイロプラクティック・ケアとは?

脳のエネルギー効率を高めるカイロプラクティック・ケアとは?

カイロプラクティックという言葉を聞いてもなかなか上手く説明できない経験はありませんか? 多くの人が、骨をバキバキされるとか、骨盤の矯正をしてくれる整体などという印象があります。 カイロプラクティックは、脳と神経の専門家と言われていますが、この『脳』と『神経』に他の代替医療との大きな違いが存在しています。

この2つの言葉である、『脳』と『神経』について理解を深めることができれば、必ずカイロプラクティックの重要性を知って頂けると思います。

今回のコラムでは、『脳』の重要性とカイロプラクティック・ケアがどのように脳に関係しているのかをお伝えします。

体のコントロールセンター

脳は、複雑な思考や膨大な記録量を維持するために大量のエネルギーを必要とします。 その重さは体重全体のわずか2%ほどですが、心臓が送り出す全血液の約15~20%は脳で使われています。

脳の神経細胞に、酸素と栄養分を供給するためですが、脳のエネルギー源であるブドウ糖はほとんど蓄えることができないため、常に大量の血液が供給され続けています。

もし、この供給がたったの5秒でも中断されると意識障害が起こり、数分以上続くと生命の危機に直結してしまいます。

このように脳のエネルギーには、ブドウ糖が重要ですが、それだけでは脳は機能できません。 他には、脳の神経伝達にタンパク質やDHA(不飽和脂肪酸)などは脳を活性化するために必要不可欠になります。

これらのエネルギーが脳へ供給されなければ、体の全ての機能が低下することを意味します。 脳が体の情報を正確に把握すれば、体のすべての調和が取れ、エネルギーの効率もよくなります。 言い換えれば、脳は、全ての体のコントロールセンターになります。

脳と体温調節の関係性

人間には、体温を一定に保つための『体温調節機能』というものが備わっています。 暑い日には汗をかいて熱を外に出したり、寒い日には汗腺を閉じて熱が逃げないようします。

こうした『体温調節機能』は、いわゆるホメオスタシスというものになります。 汗をかいて熱を逃がすと、血液から水分と塩分が失われます。

すると血液の濃度が上がり、血液循環が悪くなります。 血液循環が悪くなれば、内臓への血液が減り、胃液の分泌量が少なくなり、胃の機能が低下して、食欲がなくなります。 結果、体はエネルギー不足になってしまいます。

なによりも脳への血液量が減り、脳のパフォーマンスが低下してしまうことが問題になります。

『体温調節機能』というのは、血管の拡張・収縮によって行われています。 血管の拡張・収縮は神経を通して脳がコントロールしています。

いくら水分や塩分を口にしても、脳が体の状態を正しく把握できていなければ意味がありません。

体内に入ってきた水分や栄養素は吸収するべきものなのか?
体はいま熱を帯びていて汗をかかせるべきなのか?
体に取り込んだ水分や栄養素は必要な場所に運ばれているか?
赤血球や白血球はしっかり全身に生き渡っているか?
老廃物はしっかり除去できているか?

これらの判断はすべて脳が行ってくれています。 神経のサイクルが正常であれば、脳は決して間違いを犯すことはありません。

脳に負担をかけないためにはカイロプラクティック・ケアが重要

脳は、体のすべてがしっかりと機能するように、常に100%のエネルギーを放出しています。

各器官が正しく機能するように、異常があったときに迅速に対処できるように、常に100%である必要があります。

5歳の人も、60歳の人も常に100%存在しています。 では、脳に負担をかけないようにするためには何が有効になるのでしょうか? 適度な運動、栄養補給、良質な睡眠、リラックス、、、。

色々考えられますが、もっとも有効な手段は、カイロプラクティック・ケアになります。

栄養を補給するには、消化器系の働きを脳がコントロールしている必要があります。 良質な睡眠を取るためには脳がホルモンバランスをしっかりと整えることが重要になります。

リラックスするためには、体の不調がないに越したことはありません。

例えば、陸上競技に向けて、トレーニングを行い、栄養補給をし、前日はしっかりと睡眠を取り、走る前にはリラックスしながら精神集中を行います。

しかし、自分が走るレーンに石だらけだったり、ゴミだらけだったり、古典的にバナナの皮が置いてあったりと障害物ばかりだとしたら、レース前に審判団に抗議して走るレーンを綺麗にしてもらいますよね。

これと同じように神経のサイクルを乱すものが体にあればどうでしょうか。 それを取り除かずに栄養補給や良質の睡眠を求めても効率が悪くなります。

それは、障害物があるまま全力疾走することになります。その状態では、脳にとって大きな負担になります。 脳は手加減が一切できません。 常に100%全力疾走している状態になります。

カイロプラクターはその障害物を取り除き、脳が気持ちよく全力疾走できる状態にします。 そうすれば、脳と体の各器官の調和がとれて、エネルギーの効率もよくなります。

脳と体のエネルギー効率においてカイロプラクティック・ケアほど有効なものはありません。

定期的なカイロプラクティック・ケアを受けて、脳と体のエネルギーサイクルをいつでも100%に保ち、活き活きとした明るい毎日を過ごしましょう!

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。2007年から2016年の間、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う。歩けないほどの腰痛に見舞われるが、カイロプラクティックを受け改善。カイロプラクティックを学ぶことを決意しシオカワスクール入学にする。現在は塩川カイロプラクティック治療室で副院長として施術を担当し、地元である神奈川県藤沢市での施術も行っている。また48年続くシオカワスクールでは講師/インストラクターを担当し、後任の育成にも力を入れて活動している。

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