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2026.09.27

夜中の歯ぎしりは、日中の自分を映す鏡

カテゴリ: 健康通信
夜中の歯ぎしりは、日中の自分を映す鏡

塩川カイロプラクティックの関野です。

私は、以前より不眠症をはじめとした睡眠や自律神経の問題を抱える患者様を専門に施術をしていました。

「歯医者さんで、歯ぎしりしてますねと言われました」

そうおっしゃって来院される方がいらっしゃいます。

・朝、顎がだるい
・起きたときに、こめかみが張っている
・歯がすり減っていると指摘された
・マウスピースを作ったが、根本は変わっていない気がする

ご本人は眠っているので、実感がありません。 だからこそ、少し不安になられるのだと思います。

眠っているあいだ、体は力を抜いているはずです

本来、深く眠っているあいだ、体の筋肉はゆるんでいます。

力を入れる必要がないからです。

ところが歯ぎしりや食いしばりが起きているとき、 顎の周りの筋肉だけは強い力を出し続けています。

体は眠っているのに、一部だけが起きて働いている状態です。

これは、眠りが深い場所まで届いていないことのあらわれかもしれません。

歯の噛み合わせだけの問題として片づけてしまうと、 この部分が見えなくなってしまいます。

実は、日中のほうが食いしばることが多い

もしかしたら意外に思われるかもしれません。

食いしばりは、夜よりも日中のほうが長い時間続いていることがあります。

・パソコンの画面に集中しているとき
・スマートフォンを見下ろしているとき
・満員電車の中
・気を張って人と話しているとき

今この瞬間、上の歯と下の歯は触れていませんか。

本来、口を閉じているとき、上下の歯は触れていないのが自然な状態です。
触れているとしたら、それは無意識に力が入っているということです。

日中に力を入れ続けた顎が、夜になって急にゆるむことは難しい。
夜の歯ぎしりは、日中の続きなのかもしれません。

実は日中の噛む回数。

そして日中の噛む力。

それらが夜に寝ている間にそのまま投影されるという研究もありました。

その研究はハンマー投げの選手が、一般的な男性よりも圧倒的に食いしばりが多いというものでした。

つまりもしいま歯ぎしりや食いしばりでお悩みの方は、日中の噛む回数と力が圧倒的なのかもしれません。

顎は、首とつながっています

顎の関節は、頭の骨についています。

そしてその頭を支えているのが、首の骨です。

首の骨の並びが崩れていると、頭の位置が変わります。
頭の位置が変われば、顎の関節にかかる力の向きも変わります。

顎だけを見ていても、原因にたどりつかないことがあるのはそのためです。

さらに、噛みしめる力は自律神経の状態とも関わっています。 緊張が続いているとき、人は無意識に奥歯に力を入れます。

脳と体をつなぐ神経の流れが妨げられている状態を、 カイロプラクティックではサブラクセーションといいます。

私たちはその妨げを見つけ、取り除いていきます。

歯ぎしりを止める技術ではありません。 患者様の体が力を抜けるようになるための、妨げを減らしているだけです。

今日から試せること

1つめは、日中に確認する習慣をつくることです。

どんな習慣でも構いません。スマホの画面を見るたびに。何か飲み物を飲む時に。

顎が閉じきっていないか確認してみてください。上下の歯が触れていないか確認してみてください。

触れていたら、そっと離なしてみる。 一日に何十回も繰り返すうちに、体が本来の位置を思い出していきます。

2つめは、寝る前に顎の力を抜く時間をつくることです。

軽く口を開けて、下の顎の重さを感じてみてください。 そのまま、ゆっくり2、3回呼吸をする。

顎に力が入ったまま眠りに入るのと、抜けた状態で入るのとでは、 その夜の顎の力の入り方が変わっていきます。

歯ぎしりや食いしばりは、悪いことではありません。

眠っているあいだも守ろうとしてくれている、体の頑張りのあらわれ、そのものなのです。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

大阪府出身。19歳よりスポーツトレーナーの専門分野を学び始める。後に、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。また、不眠症をはじめとした睡眠障害の研究に打ち込む。様々な治療法を調べるうち、塩川満章先生に出会い、先生の助言のもと、都内の鍼灸院に勤務と同時に、シオカワスクールに入校。カイロプラクティックの素晴らしさを再認識し、現在は塩川カイロプラクティックにて施術を行う。スクールではインストラクターも担当しており、後進の育成にも力を入れている。皆様にもカイロプラクティックの魅力を提供できますよう、尽力いたします。

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