塩川カイロプラクティック塩川カイロプラクティック

2026.09.14

夜中に何度も目が覚めてしまうのは、失敗ではありません。

カテゴリ: 健康通信
夜中に何度も目が覚めてしまうのは、失敗ではありません。

塩川カイロプラクティックの関野です。

私は、以前より不眠症をはじめとした睡眠や自律神経の問題を抱える患者様を専門に施術をしていました。

寝つきは悪くないんです。でも、夜中に必ず目が覚めてしまって。

何度も何度も夜中に目が覚めてしまうんです。

「途中で目が覚めると、もう一度眠るのが大変で。

そうおっしゃる患者様が、とても多くいらっしゃいます。

・2時か3時に、決まって目が覚める
・トイレに起きると、そのあと眠れなくなる
・時計を見て、あと何時間眠れるかを計算してしまう
・朝までに3回も4回も目が覚める

そして多くの方が、こうおっしゃいます。

「ちゃんと眠れていないんじゃないかと、不安なんです。」

人は、もともと一晩中眠り続けてはいません

まず知っておいていただきたいことがあります。

眠りには浅い時間と深い時間があり、一晩のあいだに何度も入れ替わっています。

そしてその切り替わりのタイミングでは、誰でも一時的に眠りが浅くなります。

つまり、夜中に一度も浅くならない人はいないのです。

違いは、そこで目が覚めるのかどうか。

そして、仮に目が覚めたとしても、またすぐに眠りに戻れるかどうかだけです。

夜中に目が覚めることそのものは、体の故障ではないということです。

問題は、目が覚めることではなく戻れないこと

では、なぜ戻れなくなるのでしょうか。

夜のあいだ、本来は自律神経が休息モードに入っています。

ところが日中の緊張が抜けきっていないと、 浅い眠りに浮上したタイミングで、体が一気に「起きる側」に戻ってしまいます。

・明日の予定が頭に浮かぶ
・時計を見てしまい、残り時間を計算する
・眠らなければと焦る
・焦ると、さらに目が冴える

体は正直です。 「まだ気を抜いてはいけない」と判断していれば、休息モードに戻ることを許してくれません。

夜中に目が覚めるのは、あなたの体が壊れたからではありません。

まだ緊張を解ききれていない、というサインでもあるのです。

トイレで目が覚めるのか、目が覚めるからトイレに行くのか

夜間のトイレについても、少し視点を変えてみてください。

「尿意で目が覚めた」と感じている方は多いのですが、 実際には順番が逆のことがあります。

眠りが浅くなって目が覚めた。 そこで初めて、たまっていた尿意に気づいた。

深く眠れているあいだ、私たちは尿意を感じにくくなっています。

つまり夜のトイレの回数は、膀胱の問題でもあるかもしれませんが、同時に眠りの深さの問題でもあるのです。

もちろん、水分の摂り方やご年齢によるものもあります。

ただ「トイレのせいで眠れない」と決めつける前に、 「眠りが浅いからトイレに気づいている」可能性も頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

カイロプラクティックが中途覚醒に対して向き合うこと

私たちがみているのは、背骨と神経の関係です。

脳と体をつなぐ神経の流れが妨げられている状態を、 カイロプラクティックではサブラクセーションといいます。

この妨げがあると、自律神経の切り替えがうまくいかなくなることがあります。

体は休みたいのに、休息モードに入りきれない状態です。

アジャストメントによってその妨げを取り除いていくと、 切り替えは患者様の体が自分の力で行うようになります。

私たちが眠らせているのではありません。 患者様の自身の体が、深い睡眠を取り戻していくのです。

今夜、もし目が覚めてしまったら

もし目が覚めた時にまずしてみてほしいこと。

1つめは、時計を見ないことです。

時計を見た瞬間、脳は計算を始めます。 「あと4時間しか眠れない」と考えた時点で、体は完全に起きる側に戻ります。

スマートフォンを目覚まし代わりにされている方は、 今夜だけでも一度手の届かない場所に置いてみてください。

2つめは、20分たっても眠れなければ、一度布団から出てみることです。

眠れないまま布団の中で粘る時間が長くなるほど、 脳は「ここは眠れない場所だ」と学習してしまいます。

照明を落としたまま、別の部屋で静かに過ごす。 眠気が戻ってきたら、また布団に入る。

遠回りに見えますが、寝室を眠る場所として保つための方法です。

夜中に目が覚めたことを、失敗や不足の1つとして数えないでみてください。

眠りのスイッチは、時計の中にはありません。

あなたの内側にしか、ないのです。

幸せは、良い睡眠から。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

大阪府出身。19歳よりスポーツトレーナーの専門分野を学び始める。後に、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。また、不眠症をはじめとした睡眠障害の研究に打ち込む。様々な治療法を調べるうち、塩川満章先生に出会い、先生の助言のもと、都内の鍼灸院に勤務と同時に、シオカワスクールに入校。カイロプラクティックの素晴らしさを再認識し、現在は塩川カイロプラクティックにて施術を行う。スクールではインストラクターも担当しており、後進の育成にも力を入れている。皆様にもカイロプラクティックの魅力を提供できますよう、尽力いたします。

コラム一覧へ戻る
pagetop