2016.11.05
実は神経が体内時計をコントロールしている!
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健康通信
体温と睡眠と深い関係
日本人の成人5人に1人が冷えによって睡眠に悩まされていると言われています。眠れない原因としては、体の不調、環境の変化、精神的ストレスや心の病気、薬やアルコールなど、外の環境に意識を向けがちですが、実は、体の内の問題であり、「体温」と大きな関係があります。
特に眠るとき手足が冷たくて、寝つきが悪く悩んでいる人、更年期で顔や体のほてりで眠れない人もよく聞きます。このように体温は、睡眠と深い関係をもっています。
特に注目したいのが「体内時計」
体内時計は、体温リズムだけでなく、睡眠と目覚めなど、さまざまな生体リズムを作り出しています。
私たちの体は常に環境の変化、朝から昼、昼から夜への1日の変化や、季節の変化に対し、効率よく適応できるよう体の状態を調節しています。
このように体は、外の環境を神経によって瞬時に把握し、脳が対処しています。それが体内時計なのです。 朝日が昇ったら、体が活動できるようにし、日が沈んだら体が休息するようになっています。
すべて神経によってコントロールされています。 もし、その神経に異常が生じた時、体内時計にも影響してしまいます。
脳がしっかり外の環境の変化を把握することができれば、必ず私たちの体は対処してくれるのです。 重要なことは、まず体の内に意識を向け、神経の流れに着目する必要があるのです。
執筆者塩川 雅士D.C.
1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。