安全なカイロプラクターを見分ける3つのポイント
カイロプラクティックは安全なのか。今回は、安全なカイロプラクターを見分けるポイントをお伝えします。
正しい知識と、安全なカイロプラクターを見分ける3つのポイントを、書いてみます。
多くの人が、さまざまな疑問や不安を抱えているのではないでしょうか?
例えば、危なくないかな? 安全なのかな? また、そもそもいったい何をするの? さらに、どのくらい通わなければいけないの?
また、痛いんじゃないの? そして、本当に私の抱えている問題に効果があるの? ボキボキというイメージで怖い、といった声もあります。
今回のコラムでは、カイロプラクティックの正しい知識を分かりやすくお伝えします。
また、その安全性についてもお伝えしていきます。
カイロプラクティックの正しい知識
痛みや症状に対して、とりあえず薬を飲むことはあります。
しかし、健康を保つための努力は怠りがちになります。
痛み止めの薬は、症状を和らげることはできます。
ですが、原因そのものの改善にはなりません。
健康を保つために最も重要なのは、脳から全身に張り巡らされている神経です。
脳と神経のしくみ
脳は、中央コンピューターのようなものです。
体に命令を与え、体はそれに従います。
神経は、通信ネットワークのようなものです。
情報は神経という道を流れ、脳と体の各部を巡ります。
神経の通り道
神経は、背骨の骨と骨の間から出ています。
そして、体の先に行くにつれてさらに枝分かれします。
こうして、内臓や手足の指先など、体の隅々まで行き渡っています。
つまり、神経が正しく流れることで、脳と体は情報のやりとりが問題なく行われます。
その結果、体の機能を正常に保つことができます。
さらに、免疫機能の向上や、傷の修復や治癒にも繋がります。
環境に適応する体
例えば、晴れた暑い日に外に出ると、瞳が縮んで眩しくないように調節します。
また、体はいつも同じ体温を保とうとします。
暑くなれば汗をかき、寒くなれば汗腺が閉まって鳥肌が立ちます。
つまり、体は環境の変化に適応しながら、健康を維持しているのです。
脳が環境の変化を把握するには、神経が最も大切です。また、お分かり頂けると思います。
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カイロプラクティックの歴史と世界での現状
世界での利用状況
カイロプラクティックは、今から約120年前の1895年にアメリカで生まれました。
現在では、代替医療として世界でもっとも多く利用されています。
また、かかりつけ院として3番目に多く選ばれています。
また、代替医療の中で研究論文が最も多くあります。
カイロプラクティックの効果と安全性についての研究も、重ねられています。
ニュージーランドでの大規模調査
1979年、ニュージーランド政府が、実態調査を大規模に行いました。
約18ヵ月の調査により、結論が出されました。
背骨をケアする様々な方法の中で、カイロプラクティックは極めて安全だというものです。
この調査委員会の研究報告は、現在でも諸外国の政策に大きな影響を与えています。
“Chiropractic in New Zealand. Report of the Commission of Inquiry into Chiropractic. P.D. Hasselberg, Wellington, New Zealand: Government Printer, 1979.”
安全なカイロプラクターの3つの要素
現状、日本ではカイロプラクティックは未だ法制化されていません。
そのため、国家資格や国家試験などはありません。
では、カイロプラクティックの安全性を、どの基準で決めればいいのでしょうか?
臨床経験が豊富? 高い技術? さらに、勉強した学校や教育機関? 評判?
確かに、どれも間違いではありません。
ただし、安全なカイロプラクターには、3つの要素が必要と言われます。
①「知識」
体の構造である解剖学や、機能である生理学を学び続けていることが重要です。
人の体は、1つとして同じではありません。
同じように行っているように見えても、一人ひとりに合ったケアが必要です。そのために、常に学ぶ必要があります。
定期的にセミナーや勉強会に参加するなど、常に学ぶことを止めない先生がいます。
そのような先生こそ、安全なカイロプラクターと言えるでしょう。
②「技術」
技術のある先生とは
高い手技の技術はもちろん必要です。さらに、コミュニケーション技術や分析技術など、様々な技術が求められます。
どれだけ手技が高い先生でも、分析を間違えれば、良い結果に結びつきにくくなります。
また、コミュニケーション技術がなければ、患者様との信頼関係を構築できません。手技が高い先生でも同じです。
技術向上を続ける先生
カイロプラクターにとって技術は、安心と安全を提供するために必要不可欠です。
技術向上のために時間を使っている先生こそ、安全なカイロプラクターと言えるでしょう。
③「カイロプラクターとして目的が明確」
カイロプラクター自身が、目的を本当に理解しているかが重要です。
では、「目的が明確なこと」と「安全性」には、どのような関わりがあるのでしょうか?
目的の本質
カイロプラクティックの目的とは、脳と神経の繋がりに着目することです。
そして、本来備わっている力を最大限に発揮することです。
すなわち、神経の流れを正常にすることを第一に考え、実践することが大切です。
それこそが、真のカイロプラクティックの目的であると言えます。
もし、カイロプラクティックを、ただ症状や病気を取り除くためだけに利用しているとします。
それは、本当の目的ではありません。
なぜなら、患者様の悩んでいる症状や病気を、ただ取り除いたとします。
それでも、病気に対して恐怖心がなくなることはありません。
悩みが解消されたその先に
真のカイロプラクティックの目的は、患者様の悩みが解消されたその先にあります。
患者様が、病気や症状に対して恐れることのない人生を手に入れることです。
そして、毎日イキイキ元気に過ごせる人生を送って頂くことです。
そのために、カイロプラクターが寄り添ってサポートし続けます。
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安全なカイロプラクターを見分ける2つのポイント
安全なカイロプラクターの要素である知識や高い技術は、ある程度把握することが可能です。
ホームページやその他の口コミサイトでの評判を見れば分かります。
しかし、3つ目の要素である「カイロプラクティックの目的が明確」なカイロプラクターは、どのようにして見分けられるのでしょうか?
また、「神経の流れを正常にすることに着目しているカイロプラクター」の見分け方も気になるところです。
①カイロプラクティックの目的である神経に対しての説明
まず、カイロプラクティックの説明が行われているかを見ます。
院内での説明や、院外でのホームページやブログ記事などを確認しましょう。
カイロプラクティックの目的である神経に対して、丁寧に説明されているかを見極めます。
カイロプラクティックの目的が明確であれば、その説明が行われているはずです。
②カイロプラクティックの目的である神経に対しての検査
神経の流れを測る検査
例えば、神経の流れを測定する検査器具の使用が挙げられます。
神経には、上皮の毛細血管の広がりや狭まりをコントロールする働きがあります。
その事により、体表温度を調節しています。
体表温度でわかる神経の状態
血液の流れは全て神経が制御しています。
そのため、皮膚の温度を調べることで、その周辺の神経の状態が正常か異常なのかを知ることができます。
神経の流れに異常が生じた場合、毛細血管の広がりや狭まりに誤作動が起きます。
その結果、体表温度に異常が生じます。
器具によって体表温度を測定すれば、問題個所の特定に役立てることができます。
また、ケア後に、その問題個所が取り除かれたかを確認するのにも役立ちます。
このように、神経の流れを分析する検査法によって、科学的なデータを基にケア計画を立てることができます。
これがカイロプラクティックの安全性に繋がっていると言えます。
自分で見極めるために
上記で説明したように、日本ではカイロプラクティックは未だ法制化されていません。
だからこそ、1人ひとりが知識を高め、安全なカイロプラクターを自身で見極めることが必要です。
3つの要素を判断基準に
カイロプラクティックの安全性の基準を、臨床経験や高い技術、勉強した学校や教育機関、評判のみで判断しないでください。
この3つの要素を、しっかりと判断基準にして欲しいと願っています。
はじめての方からよくある質問
Q. 初めての場合、時間はどのくらいかかりますか?
問診票の記入やカウンセリング、検査を行い、ケアの最後にカイロプラクティックの説明と今後のケアの流れをお伝えします。目安として、初回は1時間とお考えください。
Q. どのくらいの期間、通うことになりますか?
状態によって差はありますが、当院では6ヶ月間を卒業の目安としています。神経の修復と回復にかかる期間をもとにした考え方です。
Q. アジャストメントは痛いですか?
基本的に痛みは生じません。お身体に痛みがある場合、姿勢によっては痛みを感じることもあります。その際は遠慮なくお伝えください。無理のない姿勢でケアを進めます。
Q. 健康保険は使えますか?支払い方法は?
日本にはカイロプラクティックの法律がないため、健康保険はお使いいただけません。クレジットカードでのお支払いは可能です。

執筆者塩川 雅士D.C.
1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。



