塩川カイロプラクティック塩川カイロプラクティック

2026.09.13

背骨が本当に休めるのは、あなたが眠っている間だけです

カテゴリ: 健康通信
背骨が本当に休めるのは、あなたが眠っている間だけです

塩川カイロプラクティックの関野です。

私は、以前より不眠症をはじめとした睡眠や自律神経の問題を抱える患者様を専門に施術をしていました。

朝と夜で、身長が変わることをご存知でしょうか。

多くの方は、朝のほうが1〜2センチほど高くなります。

身長が伸びたわけでも、縮んだわけでもありません。 背骨が、夜のあいだに回復しているのです。

背骨は、日中ずっと押しつぶされている

背骨は24個の骨が積み重なってできています。

その骨と骨のあいだにあるクッションが、椎間板です。

立っているとき、座っているとき、歩いているとき。 椎間板には常に、上からの重さがかかり続けています。

すると水分が少しずつ絞り出され、椎間板は薄くなっていきます。

だから夕方には、身長がわずかに縮む。 夕方になると腰が重くなるのも、これと無関係ではありません。

背骨は、起きているあいだ休むことができないのです。

椎間板には、血管が通っていない

椎間板には血管がありません。

血液が直接、栄養を届けてくれないのです。

ではどうやって栄養を受け取っているのか。

圧力が抜けたときに、水分と一緒に吸い込んでいます。

スポンジを想像してみてください。

握れば水が出て、離せば水を吸い込む。 椎間板は、まさにこれと同じことをしています。

そして、その「離す」時間が、 横になって背骨から重さが抜ける、眠っている時間なのです。

眠りとは、背骨にとっての食事。栄養を吸収する時間でもあります。

脳もまた、夜に片づけられている

背骨の中を通っているのは、脊髄という神経の束です。 そしてそのまわりを、脳脊髄液という液体が満たしています。

近年の研究では、眠っているあいだに脳の老廃物の排出が活発になることが報告されています。

日中に働き続けた脳が、 夜のうちに片づけられている。

背骨も、脳も。 私たちが眠っているあいだに、 黙々とメンテナンスを行ってくれているのです。

眠りが浅いと、背骨は回復の機会を失う

ここまでお読みいただくと、見えてくることがあります。

それは眠りが浅い夜が続くとき、失われているのは気力的な元気だけではないということです。

背骨が回復するはずだった時間そのものが、失われています。

・朝から腰が重い。
・寝たのに首がつらい。
・週明けの月曜が一番しんどい。

こうしたお悩みの背景に、眠りの質が隠れていることは少なくありません。

逆もまた同じです。

背骨のゆがみによって神経の流れが妨げられていれば、 自律神経の切り替えがうまくいかず、眠りは浅くなります。

眠りが浅いから背骨が回復しない。 背骨が整わないから眠りが深くならない。

この循環のどこかに、意識を向ける必要があるのです。

だから私たちは、背骨を通じて神経と脳を診ています

カイロプラクティックが背骨にこだわる理由は、 姿勢を良くするためでも、音を鳴らすためでもありません。

背骨の中を通る神経が、脳とあなたの全身をつないでいるからです。

その流れが妨げられている状態を見つけ出し、 アジャストメントによって妨げを取り除いていく。

あとは、あなたの体が自らの力で回復していきます。

私たちは治しているのではありません。

あなたの体が本来やろうとしていることを、邪魔しているものを取り除いているだけです。

今夜、眠りにつく前に

布団に入ったら、一度だけ意識してみてください。

背骨から、重さが抜けていく感覚を感じてみてください。

今日一日、あなたを支え続けてくれた24個の骨が、 やっと休める時間に入ります。

眠りとは、精神的にも、身体的にも全ての面において、最大の休息時間です。
そうして回復された背骨や体は、任された仕事を必ずやり遂げてくれます。

あなたの背骨という最大のパートナーの休息を、大切に扱ってあげてください。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

大阪府出身。19歳よりスポーツトレーナーの専門分野を学び始める。後に、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。また、不眠症をはじめとした睡眠障害の研究に打ち込む。様々な治療法を調べるうち、塩川満章先生に出会い、先生の助言のもと、都内の鍼灸院に勤務と同時に、シオカワスクールに入校。カイロプラクティックの素晴らしさを再認識し、現在は塩川カイロプラクティックにて施術を行う。スクールではインストラクターも担当しており、後進の育成にも力を入れている。皆様にもカイロプラクティックの魅力を提供できますよう、尽力いたします。

コラム一覧へ戻る
pagetop