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2021.10.03

汗をかく要因は3種類ある!

カテゴリ: 身体の不思議
汗をかく要因は3種類ある!

皆さんは汗についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
現代の人は、デスクワークをする方が増えて来ています。夏の暑い日エアコンのある場所で生活をして、昔と比べて汗をかかなくなってしまいました。

汗をかく習慣があまりないと、汗を出す汗腺から身体のミネラル分も一緒に汗の中へ出てしまい、濃度のあるベタついた汗が出てきてしまいます。

今回のコラムは、汗の役割とカイロプラクティックの関係性をお伝えしていきます。

汗をかく汗腺の機能とは?

人は生きていく上で自然と体温調節をしています。 この体温調節において、汗をかくという機能はかかせないものとなります。 汗は皮膚にある汗腺という器官から分泌されます。

汗が出る汗腺はエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。 エクリン腺は全身ほとんどの皮膚表面にあり、その数は200~500万個で、主に体温調節のために汗を出す汗腺となります。 このエクリン腺の数は住んでいる地域によって変わってきます。

日本人は平均すると230万ほどですが、寒い国に住む人達は汗をかく必要がないため数は少なめです。 例えば寒いイメージのあるロシアなどでは190万ほどとなります。

このエクリン腺は独立して皮膚に開口していて、エクリン腺から分泌された汗は無味無臭となります。 アポクリン腺は体の限られた部分にあり、特にワキの下や下腹部などの毛根に開口部があります。 アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて、タンパク質や脂質などニオイの元となる成分を多く含んでいます。

汗をかく要因は主に3つあり、温熱性、精神性、味覚性となります。 暑いときや運動した時に体温調節などでかく汗を温熱性発汗といいます。 このときにかく汗はエクリン腺からとなり、手のひらと足の裏を除く、全身から出ます。

緊張したときや驚いたときに出る汗は精神性発汗といい、エクリン腺、アポクリン腺両方から汗をかきますが、主にワキや手のひらなど局所的に出るのが特徴です。 味覚性発汗は辛い物を食べたときに額や鼻などにかく汗でエクリン腺となります。

実は、全身から汗をかくという機能は動物全体の中でもめずらしく、人間特有の機能となります。 例えば、人間に身近なイヌなどは足の裏でしか汗をかけないため、舌を出して唾液を気化させて体温を調節しています。 イヌが散歩などで動き回ったあと、舌を出しているのは、体温を調節しているわけですね!

他の動物でいうと、うさぎは長い耳の中にある血管に風を当てることで血液中の熱を発散させているそうです。 人間だけが汗をかく理由としては、進化の過程が関係しているといわれています。 大昔、人間がまだ狩りをしていたころ、集団で獲物を追い続けていました。 何時間も獲物を追い続けることも多かったでしょう。 そのため、長時間の活動ができるように、効率的に体内の熱を外に逃がすすべとして、汗をかく機能を手にしたといわれています。

人体が耐えられる外気温

マイナス30℃~204℃。 この数字は人体が耐えられる外気温となります。 もちろん、様々な条件が揃っていて適応できる温度ではありますが、こんな温度ちょっと想像できませんよね。 そもそも人間の体温の限界は42℃程度といわれています。 体温が42℃以上になると私たちの体を構成するタンパク質が凝固してしまいます。

しかも脳から固まり始めるというから恐ろしいですね。 でも人間は42℃以上の場所、、、例えばサウナ(90~100℃)に入ったとしても、しばらくはその温度に耐えられますよね。 それは体温調節機能が働くからです。

熱いところでは血管を拡張し、汗をかいて熱を外に出します。 寒いところでは筋肉から熱エネルギーを産生し、血管を収縮して熱が逃げないようにします。 人間は、この機能によって、気温の変化などに適応しているわけですが、その適応できる限界温度がマイナス30℃~204℃までとなります。

しかし、ここ数年の日本の夏は本当に暑いですよね。 うだるような暑さという表現がしっくりきますが、熱中症で救急搬送された人の数は平成29年5月~9月が49583人なのに対し、平成30年5月~9月では92710人と激増しています。 猛暑といわれた平成31年では7月22~7月28日の1週間で救急搬送された人は5664人となっています。 204℃まで耐えられるはずの人間がなぜ熱中症になってしまうのでしょうか。

いくつかある条件の中でも特に重要なのが湿度となります。 砂漠などは比較的乾燥しているので50℃以上の高温でも適応することができます。 (乾燥していて、汗をかいていなくても体内の水分は失われていくので水分補給はしっかりとしましょう!)

しかし、日本の夏は梅雨時期から夏が終わるまでずっとジメジメしていて気温だけではなく、湿度も高い日が多いです。 まさに、天然のサウナ状態の中で生活をしているわけです。 そうなると体温調節+こまめな水分補給や塩分補給が必要となります。 実は、この記事を書いた日も、朝の湿度は90%でした。 晴れているのに、湿度90%ってサウナと変わりないですね。

では、逆にマイナス30℃の世界ではどうでしょうか。 こちらも、しっかりと防寒をしているなど条件を満たしていれば生存可能です。 しかし、これが水中だとどうなるでしょうか。 水中の場合、15℃では6時間、4.5℃では1時間、0℃では30分しか生存できません。

人間は寒くなるとシバリングという機能で筋肉を震わせ熱を産生し、冷えた体を温めようとしますが、極度の低温化では、全身が筋硬直を起こして熱エネルギーを産生できなくなってしまい、低体温症になってしまうからです。 さらには直腸温度が26℃を下回ると心臓が停止してしまいます。

人は生きていく上で多少のストレスがなければ生きていけません。 例えば、人間は地球の重力があるからこそ筋力を維持していられます。 身体にとって地球の重力は適度なストレスになっているのですが、度を越した環境の変化は体の限界値を超えてしまいます。

熱中症などで倒れてしまうほどの、近年の日本の夏は身体の限界値をゆうに上回る暑さといえるのかもしれませんね。

カイロプラクティックでのアプローチ

発汗させる機能を正常には、脳が汗腺の状態をしっかりと把握することが重要になります。もし、脳と汗腺を繋いでいる神経の流れに障害が生じると脳は汗による体温調節がうまくいきません。

このような状態は、汗腺が正常に機能することができず異常に汗をかいてしまったり、臭いの強い汗ができてしまいます。こういった状態は身体の有害物質を分解する能力が低下していることになります。

カイロプラクティック・ケアにより神経の流れを正常にし、脳が身体の状態を把握することができれば、良い汗を排出することができるようになります。

八木 俊樹

執筆者八木 俊樹

千葉県成田市出身。大学卒業後、空港で貨物の輸出入に携わる書類手続きなどの通関業務関連に従事。デスクワークの時間が長く、首を痛めて仕事・趣味に影響が出たことをきっかけにカイロプラクティックを受け、症状が改善。以後1年以上経っても首に痛みや不安が出ずに感動を覚える。同じような悩みを抱えている人が周りに多くいる中で、何かできることはないかという思いが強くなり、カイロプラクティックの世界に飛び込むを決意し、シオカワスクールへ入学。

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