塩川カイロプラクティック塩川カイロプラクティック

2026.09.11

寝汗で悩む方へー寝汗は、あなたの体が夜中に働いてくれている証拠ー

寝汗で悩む方へー寝汗は、あなたの体が夜中に働いてくれている証拠ー

塩川カイロプラクティックの関野です。

私は、以前より不眠症をはじめとした睡眠や自律神経の問題を抱える患者様を専門に施術をしていました。

夜中、パジャマが湿るほど汗をかいて目が覚める。

朝、枕にくっきりと汗の跡が残っている。

「私、どこか悪いんでしょうか。」「寝汗をかくのって私は異常なのでしょうか?」

そうご相談をいただくことが、少なくありません。

今日は、そもそも汗とは何なのか。
そして寝汗があなたに何を伝えようとしているのかを、お話しさせてください。

汗の材料は、血液です

もしかしたら意外に思われるかもしれません。

汗は、血液からつくられています。

正確にいうと、血液の液体成分である「血漿(けっしょう)」と言われるものです。

汗腺が血漿を取り込み、 体に必要な塩分やミネラルをできる限り回収してから、 残りを汗として外に出しています。

だから汗は、およそ99%が水分です。 残りのわずかな部分に、塩分、カリウム、尿素、乳酸などが含まれています。

かいた直後の汗がサラサラで、あまりにおわないのはそのためです。
逆にダラダラと大量にかくと回収が追いつかず、 塩分が多く残ってベタつき、しみるような汗になります。

汗の質は、体の状態を映す鏡そのものなのです。

汗の出る穴は、全身に200万個以上ある

汗が出てくる穴を、汗腺といいます。

全身に200万〜500万個あるといわれ、 そのうち実際に働いているのは、およそ半分ほどとされています。

そして汗腺には2種類あります。

ひとつはエクリン腺。 ほぼ全身にあり、出てくるのはほとんど水。体温を下げるための汗です。

もうひとつはアポクリン腺。 脇の下など限られた場所にあり、脂質やタンパク質を含みます。

いわゆるにおいの元になるのはこちらです。

そして、ここが面白いところなのですが。

汗腺は、交感神経だけが指揮している器官です。

本来は様々な器官は交感神経と副交感神経ん両方が指揮しており、バランスを保っています。

つまり汗とは、自律神経の中でも交感神経がいまどう働いているかを そのまま外に見せてくれている、数少ないサインなのです。

眠るとき、体温は「下がる」

人は、体の内側の温度が下がるときに眠くなります。

眠る前に手足がぽかぽかしてくるのは、 体が手足から熱を逃がして、内側の温度を下げようとしているからです。

赤ちゃんが眠くなると手が温かくなるのも、まったく同じ仕組みです。

逆に、ドラマで雪山で遭難しそうな時に「眠くなってきちまったぜ」となるのも、体力が奪われていることもありますが、体温が下がっているからでもあります。

寝入りばなに少し汗ばむのは、この放熱の一部です。
そして人は一晩で、コップ一杯ほどの汗をかくといわれています。

つまり、寝汗そのものは異常ではありません。

体が「今から休みますね」という、その途中経過です。

では、つらい寝汗は何を伝えているのか

注目するべきは、汗の量ではなく、 タイミングと質です。

寝入りばなではなく、明け方に汗で目が覚める。
着替えなければならないほど濡れる。 汗がベタついて、かいた後に体が冷える。

こうしたときは、 体は眠っているのに、神経が活発に働き続けている可能性があります。

日中の緊張が、夜になっても解けていない。

体が、休息のスイッチに切り替わりきれていない。

汗はその状態を、正直に外に見せてくれているだけなのです。

汗は、止めるべきものではありません

寝汗が気になると、私たちはつい外側から何か手を打とうとします。

吸湿性の高いパジャマを買う。 タオルを敷く。 エアコンの温度を下げる。

もちろん、快適に眠るための工夫として悪いことではありません。

けれどそれは、汗という「結果」への対処であり、原因の対処ではない場合が多いです。

「なぜ夜中に、体は交感神経が過剰に働いているのか?」

こちらの「原因」に目を向けたとき、初めて体は内側から変わっていきます。

カイロプラクティックが向き合うのは、まさにここです。

背骨と神経の関係を整えることで、 自律神経が本来の切り替えを取り戻していく。
その結果として、夜の汗のかき方も変わっていきます。

私たちは汗を止めているのではありません。
あなたの体が、汗を過剰にかく必要のない夜を取り戻していくことをサポートしているのです。

もし今夜、汗をかいて目が覚めたら

ぜひ自分の体を責めないであげてください。

その汗は、あなたの体が 眠っている間もあなたを守るために働いてくれていた証拠です。

「今日は、何をそんなに頑張ってくれていたんだろう」

そう問いかけてみてください。

体はいつも、答えを外ではなく内側に用意してくれています。

あなたが悩んでいるその汗すらも、あなたの味方なのです。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

大阪府出身。19歳よりスポーツトレーナーの専門分野を学び始める。後に、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。また、不眠症をはじめとした睡眠障害の研究に打ち込む。様々な治療法を調べるうち、塩川満章先生に出会い、先生の助言のもと、都内の鍼灸院に勤務と同時に、シオカワスクールに入校。カイロプラクティックの素晴らしさを再認識し、現在は塩川カイロプラクティックにて施術を行う。スクールではインストラクターも担当しており、後進の育成にも力を入れている。皆様にもカイロプラクティックの魅力を提供できますよう、尽力いたします。

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