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腰痛

腰痛

病院でも原因がわからない腰痛が常にあり、睡眠も取れない状況だった

60代男性
来院に至った経緯

仕事柄デスクワークが続いており、数年前から腰痛を感じるようになった。
最初は仕事中に多少気になる程度だったが、だんだんと悪化し始めついには仰向けで寝ることが困難になってしまった。
寝返りをしようとしても痛みがあり困難で、日中も常に痛みがある状況になっていた。
病院でMRIなどの精密検査を受けたりして改善を目指したが、明確な原因が特定できず痛み止めの処方と経過観察と言われた。
その他マッサージに行ったりなどして解決を図るも症状に変化は見られず、何かいい方法はないかと考えていたところ息子の勧めで来院。

初診の状態
  • 01

    仙骨全体の浮腫感

  • 02

    椎間板スペースの減少

  • 03

    腰椎カーブ過前弯(反り腰)

  • 04

    腰部の起立筋の過緊張

経過と内容

痛み自体は数年間であったが、約40年のデスクワークにより負担が積み重なっていたことで、椎間板の状態はかなり慢性的な状態であった。
レントゲンの状態でも腰椎5番の椎間板の厚みがD5レベルであり、かなり慢性的に負担がかかっていたことを確認出来た。
初回来院時にはどんな体勢でも痛みがひどく、寝ることもできなかったため、初期集中期として週1〜2回のケアから始めることにした。

2回目のアジャストメント後、寝起きの痛みは改善し仰向けの状態が少し楽になった。
6回目の来院時は腰痛がだいぶ楽になり、睡眠の体勢もかなり楽にとれるようになった。
10回目の来院を迎える頃にはかなり症状が改善され、日常生活で痛みを感じることはほとんどなくなっていた。
またトレーニングを始めたりなど健康に対する意識も高まり、現在は月2回のメンテナンスとしてケアを続けている。


考察

約40年にわたる長時間のデスクワークに加え、趣味でも座っている時間が長く、椎間板には慢性的にかなり負担がかかっていたと考えられる。そのためレントゲン評価では腰椎椎間板のレベルがD5と、かなり慢性化している状況だった。
通常今回のような腰痛は身体をを休めることで回復していくが、サブラクセーションによって脳が腰部の状態をしっかりと把握することができておらず、対処ができていなかったため負担がかかり続け症状が慢性化していってしまったと言える。

今回、骨盤部へのアジャストメントを重点的に行ったことで神経伝達が正常に機能し、その結果腰部全体が安定し腰痛の改善につながったと考えられる。
また、日常生活からできるだけ歩行を多くしたり、同じ姿勢を長時間続けないなどを意識したことで早期の改善につながった。

高島 克哉

執筆者高島 克哉

神奈川県川崎市出身。小学1年生から高校卒業まで野球を続ける。横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。自分の治療法に確信が持てず、様々な治療法を模索し多くの講習会に参加。そんな中、偶然塩川雅士D.Cの記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックを知り、カイロプラクティックの持つ無限の可能性に衝撃と感動を覚える。その後塩川カイロプラクティック治療室に勤務しながら塩川カイロプラクティックスクールに参加し、研修を経て正式に入社。現在は治療にあたりながら塩川スクールのインストラクターを担当する。

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