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腰椎ヘルニア

腰椎ヘルニア

どの体勢でも腰痛があり、横になっても腰痛が出ていた。

20代男性
来院に至った経緯

学生時代からヘルニアがあり、腰痛に悩まされていた。
現在デスクワークで、腰痛がひどく仕事に集中できず、夜も横になっていると痛みが出てしまう状況だった。
また、小さい頃から寝付きが悪く、寝起きでぼーっとしてしまい仕事に集中できない傾向があった。
その悩みを友人に相談した際、友人の紹介で来院。

初診の状態
  • 01

    右仙腸関節の明らかな可動域制限

  • 02

    右背中の筋の過緊張

  • 03

    腰椎前弯カーブ増大(反り腰)

  • 04

    頸部上部の筋の過緊張

経過と内容

仕事柄座りでの作業が多く、運動習慣もあまりなかったため慢性的に腰に負担がかかっている状況だった。
レントゲン評価では腰椎5番の椎間板レベルがD4と、20代にしてはかなり慢性化していて、以前病院でヘルニアの診断も受けていた。
また、ここ半年では私生活にまで悪影響が出始めていたため初期集中期としてまずは週1~2回のケアから始めることにした。

2回目のアジャストメントを行ってから、徐々に寝つきが良くなり始めた。
3回目の来院時には腰痛の緩和が見られ始め、6回目の来院時には毎日感じていた腰痛が1週間で腰痛がない日の方が多くなった。
腰痛の変化とともに睡眠の質にも変化が出ていたが、9回目の来院時には夜早く寝て朝早く起きることも楽にできるようになり、規則正しい生活リズムを取り戻すことができた。
10回目の来院時には日常生活で腰痛で困ることはなくなり、自分自身の身体と向き合いウォーキングなどを始められるまでになった。

現在は、月に2回ほどのメンテナンスを行い再発予防につとている。


考察

今回のケースではレントゲンの評価で腰椎5番の椎間板のスペースが狭くなっており、D4レベルであったことから学生時代の勉強やデスクワーク・運動習慣が無くなっていたことが原因で慢性的に椎間板に負担がかかり、痛みが増していたと考えられる。
また椎間板は回旋ストレスに弱く、骨盤部のサブラクセーションにより長期間に渡って仙腸関節に明らかな可動域制限があったことで身体にねじれが生じ、腰椎5番の椎間板に回旋ストレスが慢性的にかかり、その結果腰の神経に負荷がかかっていたと考えられる。

椎間板のレベルなどから考えても、慢性的に骨盤のサブラクセーションがあったことで脳が腰の状態を正しく把握できていない状況だった。アジャストメントによりサブラクセーションが取り除かれたことで脳が腰の状態を把握できるようになり、その結果腰痛の改善につながったと考えられる。

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