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腰椎ヘルニア

腰椎ヘルニア

長時間座ることができず、日常生活にも支障が出ていた

20代男性
来院に至った経緯

学生時代に腰痛を発症してからというもの、常に腰痛と付き合ってきた。
特に社会人になってからは仕事上座っている姿勢が長く、腰痛の悪化には気づいていたが20代ということもありそのまま放置していた。
すると徐々に悪化しはじめ、だんだんと長時間座っていることが難しくなってきた。自分自身でストレッチやトレーニングを行い、どうにかその場しのぎを続けていたがそれも徐々に間に合わなくなってしまい、2年前からは日常生活に支障をきたすまでになった。
根本的な解決をしたいと思い様々なケアを検討したが、何が効果的かわからず困っていたところを友人の勧めで来院。

初診の状態
  • 01

    左仙腸関節の可動域制限

  • 02

    仙骨に大きな浮腫感

  • 03

    腰椎5番の椎間板スペース減少

  • 04

    後頭下筋群の過緊張

経過と内容

初診時は左仙腸関節に可動域制限と、仙骨全体に大きめの浮腫が確認され、上部頚椎は後頭下筋群の過緊張が確認出来た。
レントゲン評価では腰椎5番の椎間板レベルがD4~D5とかなり慢性的になっていたため、初期集中期としてまずは週に1~2回のケアから始めることにした。

3回目の来院時からは痛みの質感に変化が見られ、今までの強く鋭い痛みから弱く鈍い痛みに変化してきた。
7回目の来院時には痛みもかなり引いてきて、一日中座り仕事でも腰痛をあまり感じないようになってきた。
9回目からは身体の調子が戻ってきたことで自身の身体に対する意識が高まり、自分の身体はどんな時に調子がいいのか・悪いのかなど考えることができるようになった。そして運動やトレーニングを始めたりなど、今まで痛みの不安から避けていたことを少しずつ始められるようになってきた。

現在は月1~2回のメンテナンスを行い、以前のような状態に戻らないよう定期ケアを続けている。


考察

今回のケースでは主に骨盤部と上部頸椎に問題が確認出来たが、上部頸椎と骨盤部は副交感神経によって支配されている。
副交感神経の神経の伝達に異常が起こると交感神経が過剰にり、その結果腰痛だけでなく睡眠の質の低下や疲れが取れないという悩みが起こっていた。
また、骨盤の可動域制限により身体にねじれが生じることで椎間板にストレスがかかっていたことが、椎間板スペースの減少につながった可能性がある。

今回アジャストメントを行ったことで神経の伝達が正常になり、脳が身体の状態を把握し適切な対処がおこなわれたことによって症状の改善につながったと考えられる。
また、仕事中なども定期的に姿勢を変えて同じ場所に負担をかけ続けないように意識したり、歩行を多くすることを意識したことで早期の改善につながったと考えられる。

高島 克哉

執筆者高島 克哉

神奈川県川崎市出身。小学1年生から高校卒業まで野球を続ける。横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。自分の治療法に確信が持てず、様々な治療法を模索し多くの講習会に参加。そんな中、偶然塩川雅士D.Cの記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックを知り、カイロプラクティックの持つ無限の可能性に衝撃と感動を覚える。その後塩川カイロプラクティック治療室に勤務しながら塩川カイロプラクティックスクールに参加し、研修を経て正式に入社。現在は治療にあたりながら塩川スクールのインストラクターを担当する。

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