睡眠で取れる疲労・取れない疲労
週末にたっぷり眠った。
それなのに、月曜日の朝から疲れている。
「寝れば治る」と思っていた疲れが、寝ても取れない。
そう感じたことはありませんか?
こんにちは。
睡眠や自律神経の問題を抱える患者様を専門にみてきた、塩川カイロプラクティックの関野です。
実は、疲れにはいくつか種類があります。
そして、眠りだけでは回復しにくい疲れもあるのです。
疲れには、3つの種類がある
ひとつめは、体の疲れです。
よく歩いた、重いものを運んだ、運動をした。
筋肉を使ったことによる疲れです。
ふたつめは、頭の疲れです。
考えごとが続いた、細かい作業をした、たくさんの情報を処理した。
脳を使ったことによる疲れです。
みっつめは、気持ちの疲れです。
気を遣う相手と過ごした、言いたいことを飲み込んだ、緊張する場面が続いた。
心が張りつめていたことによる疲れです。
眠りで回復しやすいのは、体の疲れです
体の疲れは、眠りとの相性が良い疲れです。
体を使った日はぐっすり眠れて、翌朝にはすっきりしている。
そんな経験がある方も多いと思います。
使った筋肉は、眠っているあいだに修復されます。
疲れていることが、そのまま深い眠りにつながりやすいのです。
回復しにくいのは、気持ちの疲れです
一方で、気持ちの疲れは少し違います。
気持ちが張りつめたままだと、体は活動モード(交感神経)から抜けられません。
すると眠りが浅くなり、眠っても回復しきれない。
疲れているのに眠れない、という状態は、たいていここで起きています。
そして頭の疲れは、その中間にあります。
眠りで整理されるけれど、考えごとを布団に持ち込むと眠りが浅くなります。
つまり、疲れが取れない朝は、眠りが悪いのではなく、 眠りでは解決しにくい種類の疲れが残っているのかもしれません。
疲れの種類によって、休み方は違います
体の疲れには、眠りと栄養。
頭の疲れには、情報を入れない時間。
気持ちの疲れには、気分を切り替える時間。
・好きな人と話す
・外を散歩する
・何かに没頭する
・ゆっくり湯船に浸かる
意外かもしれませんが、気持ちが疲れているときは、じっと横になるより軽く体を動かしたほうが回復することがあります。
これは積極的休養と呼ばれる考え方です。
ただし、しっかり休んでも長いあいだ疲れが抜けない場合は、貧血や甲状腺の働きなど、体の状態が関わっていることもあります。
私たちがみているところ
疲れを回復させているのは、体の内側の働きです。
その働きを調整しているのが、脳と体をつなぐ神経です。
その流れが妨げられている状態を、カイロプラクティックではサブラクセーションといいます。
私たちはその妨げを見つけ、取り除いていきます。
疲れを取っているのではありません。 患者様の体が、自分で回復できる状態を取り戻すお手伝いをしています。
今日から試せること
1つめは、疲れの種類を見分けることです。
疲れたと感じたら、自分に聞いてみてください。
体が重いのか。 頭がいっぱいなのか。 気持ちがすり減っているのか。
どれが一番重いかがわかるだけで、選ぶ休み方が変わります。
2つめは、休日に一度は外で体を動かすことです。
一日中寝て過ごした休日のあと、かえって月曜日がつらい。 そんな方は、ゆっくり歩くだけでも構いません。
体を軽く動かすことで、頭や気持ちの疲れが抜けていくことがあります。
疲れの名前がわかると、休み方が選べるようになります。
全ての疲れの原因を知る答えは、あなたの内側に眠っているかもしれませんよ。

執筆者関野 貴友
大阪府出身。19歳よりスポーツトレーナーの専門分野を学び始める。後に、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。また、不眠症をはじめとした睡眠障害の研究に打ち込む。様々な治療法を調べるうち、塩川満章先生に出会い、先生の助言のもと、都内の鍼灸院に勤務と同時に、シオカワスクールに入校。カイロプラクティックの素晴らしさを再認識し、現在は塩川カイロプラクティックにて施術を行う。スクールではインストラクターも担当しており、後進の育成にも力を入れている。皆様にもカイロプラクティックの魅力を提供できますよう、尽力いたします。



