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頭痛

頭痛

元々扁桃炎や副鼻腔炎持ちで、中耳炎になったこともあった

20代女性
来院に至った経緯

仕事をしていると肩こりを感じた後に首の付け根にシビレが出たことがあった。その前後で、頭痛も起こることが多い。元々扁桃炎や副鼻腔炎持ちで、中耳炎になったこともあった。 頭部に色々な違和感が出ることが多く、朝と夜に悪化し、抗生剤を飲んで対処していた。

コロナで在宅勤務になり、外に出ることが少なくなるのでストレスを感じている。 また、腰に痛みがあり、腰の右側にシビレも出たことがあった。

座る際は、工夫をしていてソファー・バランスボール・デスクチェアなど移動しながら仕事している。大体8時間から10時間は仕事で座っていることが多く、便秘にもなりがち。睡眠は8時間取るようにしているが、深夜に1・2回起きることもあり、夢も見たりして疲れが取れない。

初診の状態
  • 01

    仙骨全体に浮腫

  • 02

    下部頸椎付近の温度誤差

  • 03

    上部頸椎の浮腫

経過と内容

レントゲン評価は、腰椎5番がD3で椎間板の後方でスペースが減少していた。頚椎は生理的湾曲の前弯が消失し、後弯になっていてこちらは頚椎のセグメントは全体的にD3だった。どちらも2~5年程、椎間板に負担がかかっている状態だった。問診と検査から初期集中期は(来院から1ヶ月)は、週1回のケアを提案する。

初回のアジャストは、骨盤と上部頚椎のアジャストを行う。10分程休憩をしてもらったが、その時はすごく眠くなったということだった。初回より1週間後 (2回目のアジャスト)には、仕事中に起こる腰痛が少し消え、横になった時もいつもよりよく眠れるようになった。

初回より1ヶ月後 (4回目のアジャスト)には、頭痛も気にならなくなっている。 慢性的な副鼻腔炎による鼻のつまりが抜けて鼻が通りやすくなり、中耳炎も落ち着いた状態になった。

初回より2ヶ月後 (6回目のアジャスト)には、仕事の出張で長期移動があったようだが、仕事をしても腰・頭部に痛みなどが出ることはなかった。 初回より3ヶ月後 (9回目のアジャスト)には、日常生活が問題なく過ごせるようになってきた。

頭部に出ていた違和感などもほとんど感じていない。


考察

頭痛や頭部に出る違和感の原因は、頭に何か異常があるというわけではなく仕事上同一姿勢が続いて、身体が休めない状態になってしまったと考えられる。レントゲン評価から頚椎と腰椎5番の椎間板はD3レベルになっていた。

長時間のデスクワークをこなしていたことで、骨盤の歪みが生じ、背骨から頚部までの神経へ負担がかかったと考えられる。交感神経が過剰に働くと、血管の収縮や免疫系が過剰に働いてしまい、活性酸素が増大します。 その結果、顔面や頭部につながる三叉神経の流れを阻害し症状としてあらわれます。

粘膜の乾燥と炎症が強まり、副鼻腔炎の鼻がずっと詰まったような感じや扁桃腺炎などの腫れがあげられます。 神経の流れが乱れたことにより、身体からのシグナルとして出ていたものと考えられる。

サブラクセーション(神経伝達の阻害)があると、脳が身体の状態を把握できず、影響を及ぼすとその結果、聴覚・嗅覚に違和感が現れることがあります。今回のアジャストメントは、骨盤と上部頸椎に調整を行なっていく中で、神経の流れが整い不調は消えていったと考えられる。

執筆者八木 俊樹

千葉県成田市出身。大学卒業後、空港で貨物の輸出入に携わる書類手続きなどの通関業務関連に従事。デスクワークの時間が長く、首を痛めて仕事・趣味に影響が出たことをきっかけにカイロプラクティックを受け、症状が改善。以後1年以上経っても首に痛みや不安が出ずに感動を覚える。同じような悩みを抱えている人が周りに多くいる中で、何かできることはないかという思いが強くなり、カイロプラクティックの世界に飛び込むを決意し、シオカワスクールへ入学。

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