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肩こり

肩こり

姿勢が悪く慢性的に肩こりがあり、肩の膨隆が気になっていた

20代女性
来院に至った経緯

小学生の頃から猫背で慢性的に肩こりがあり、高校生ごろからは肩周りが膨らんだような形状になっていた。
マッサージなどに定期的に通っていたが改善には至らず、肩ボトックスなどを行うも変化は見られなかった。
打つ手がなく困っていたところ、パートナーの紹介で来院。

初診の状態
  • 01

    下部頸椎の明らかな可動域制限

  • 02

    首から肩にかけての筋の過緊張と膨隆

  • 03

    右仙腸関節の可動域制限

経過と内容

初診時では肩の緊張がかなり強くあり、下部頸椎に強い可動域制限が見られた。
問診では肩こりと肩の膨隆に加え、猫背と冷え性・腰痛なども悩みとして挙げられた。
レントゲン評価では、腰椎5番と頸椎6番~胸椎1番の椎間板スペースが減少しており、腰椎・頸椎共にD3レベルと慢性的に負担がかかっていたことが確認出来た。
そのため初期集中期として、週1回のペースでケアを始めることにした。

4回目の来院時には肩の可動域に変化が見られ、睡眠中も途中で起きることが少なくなった。
7回目の来院時からは肩の筋肉の緊張に少しずつだが変化が見られ、姿勢が安定してきた。10回目の来院時にはガチガチに盛り上がっていた肩の筋肉が柔らかくなってきて、肩の膨隆に変化が見られ始めた。

現在は猫背や腰痛などの悩みから解放され、さらに深部の緊張を取るために月に2~3回ほどのペースでケアを続けている。


考察

肩の筋肉の膨隆は女性に多い悩みであるが、肩の筋肉だけが問題ではないケースも多く見られる。
今回のケースも同様で、下部頸椎だけでなく上部頸椎と骨盤部にも問題が見られた。上部頸椎と骨盤部は副交感神経によって支配されており、サブラクセーションによって神経伝達が正常でなくなっていたことにより交感神経が過剰になってしまっていた。
その結果、肩の筋肉の過緊張や末端冷え性につながったと考えられる。
実際に骨盤部のアジャストメントをしていると、下部頸椎にも変化が見られた。つまり、土台である骨盤の不安定さを補うために背中や首に負担がかかり、その結果として首肩に過緊張が出ていたと考えられる。

アジャストメントを行なったことにより土台である骨盤が安定し、肩周りの過緊張の軽減につながったと考えられる。また、神経の伝達が正常になり、脳が身体の状態を把握できるようになったため、症状に変化が見られたと考えられる。
自分自身でも夜勤の際も出来る限り睡眠を取ることを意識したり、スマホを触る時間を制限したりなど日常生活から意識したことで、かなり慢性的な症状でも早期の変化につながった。

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