塩川カイロプラクティック塩川カイロプラクティック

肩こり

肩こり

数年前からめまいも出るようになってきた。

20代女性
来院に至った経緯

小学4年生の頃からズーンと重い肩こりに悩んでいる。2歳~12歳までクラシックバレエをしていて4年生の時が練習ハードだった。左後頭部に頭痛。頭痛は中学から。大学入学後、たまに立ち眩み様のめまいも出るようになってきた。
また、数年前に腰椎ヘルニアと診断され3か月で症状落ち着くも、現在も日により腰から左大腿にかけて痛みとしびれ、左足親指の力が入りにくい感じがある。
そんな中、祖母が塩川カイロプラクティック治療室に通院し、身体の調子が良くなったため、紹介を受けて来院。

初診の状態
  • 01

    頚肩部の筋緊張

  • 02

    頚椎の可動制限

  • 03

    骨盤部の可動制限

経過と内容

・初診時は問診と徒手検査の情報により骨盤対しアジャストメントを行った。その後、腰部伸展時痛軽減みられ、下部頚椎の動きが向上したためかばって動きが減少していたと判断し。可動制限が見られた上部頚椎に対してもアジャストメント。右胸鎖乳突筋緊張の緊張軽減。
次回経過チェック。

・初診から3日後来院。前回後にダルさや眠気も出なかったが、肩こりも大きな変化は見られなかったと。レントゲンも確認の上、同様の所見みられたため前回と同様にアジャストメント。

・前回から1週間後来院。前回から2日後に右頚部に痛みが出ることがあったが、1日で落ち着いた。その後、肩こりも軽減してきて、めまいと頭痛も出ていない。腰も痛みないが、左膝周囲に痺れが出ることもあった。と本人。
左足親指も力入るようになってきた。骨盤の体表温度誤差と浮腫が限局してきたため、その部位に対してアジャストメント。その後、後頭下の筋緊張軽減。

・前回から約3週間後(4回目のアジャストメント)、肩こりも落ち着いて下肢の痺れも出ていない。可動制限も改善してきている。

・前回から約1か月後(5回目のアジャストメント)、状態良好。左足親指も問題なし。就職活動も頑張れたと。体表温度誤差も小さくなってきたため、健康維持に目的を変更し、1~2カ月間隔のメンテナンスに移行。


考察

小さい頃から小学校卒業までクラシックバレエを頑張っていたそうですが、小学から現在まで肩こりに悩み、年数経過と座ることが多くなるとともに症状が悪化してきたようです。その影響もあり、頚部から背部にかけて筋の緊張もみられました。

今回の場合、副交感神経領域の骨盤と上部頚椎の所見が顕著だった点と骨盤をアジャストメント後に下部頚椎の変化もみられたため、土台の補正をしていたと推測されます。また経過で骨盤アジャストメント後に後頭下筋群の緊張軽減がみられたのも、骨盤部の不安定性が肩こりに影響していたと考えられます。上部頚椎は目や耳にも影響し頚部のサブラクセーションを放置してきたため、身体がシグナルとして頭痛やめまいを出していたと言えます。
神経根の症状も軽度みられ、回復過程で痺れなどの症状も一時的にみられることは臨床でよく遭遇します。検査を通じ、患者さんの自覚症状に振り回されず、身体の状態を把握することが大切です。

金城 寿生

執筆者金城 寿生

沖縄県糸満市出身 趣味はスポーツ観戦。柔道整復師の資格を取得し、接骨院やクリニック勤務を経験。良くならない患者や画像データに疑問を抱き東京カイロプラクティックカレッジに入学。休日を利用しカイロプラクティック界のパイオニア的存在である塩川カイロプラクティックスクールに参加し、塩川カイロプラクティック治療室での研修を経て入社に至る。塩川カイロプラクティック治療室の研修にて、人の治る力を何度も目の当たりにし、カイロプラクティックの素晴らしさを改めて実感。出会った皆様に提供していきたいと思います。

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