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腰痛(ぎっくり腰)

腰痛(ぎっくり腰)

座っていることが辛くて仕事も休むようになった

60代女性
来院に至った経緯

1週間前に重たい物を持った時に軽いギックリ腰になった。 初めてのぎっくり腰は20年以上前で過去3回ぎっくり腰を経験しているが、今回はそれほど酷くないなと思っていた。ところが、1週間経っても良くならず、それどころか徐々に痛みが強くなってきた。お尻や股関節にも痛みが広がっていき、これはいつものぎっくり腰ではないなと感じていた。

いつも夕方になると出る頭痛も腰の痛みに比例して強く出るようになった。普段からなるべく薬は飲みたくなかったが、腰の痛みと頭痛がどんどん酷くなるので薬に頼るようになった。

しかし、薬を飲んでも一時的に症状が緩和されるものの、すぐに元に戻り、それどころか次第に薬が効かなくなってきた。この頃には夜寝ていると脚がつって起きることが頻繁にあり、睡眠にも影響が出ていた。

仕事は座り仕事で細かい作業をずっとする仕事なので、とにかく座っていることが辛くて仕事も休むようになった。普段から健康には気を使っていて、スポーツ整体で電気治療を受けたり、温熱療法や針治療も定期的に行っていた。

また、運動もしていて週3~4回はスポーツジムで体を動かすようにしていた。しかし今回の症状は電気治療や温熱療法、針治療ではまったく改善されず…これは完全にいつもの腰痛とは違うなと思い、インターネットで当院の口コミを読んで、ここなら信頼できそうだと来院された。

初診の状態
  • 01

    右仙腸関節の明らかな可動域制限

  • 02

    腰部起立筋の緊張

  • 03

    上部頸椎の過緊張

経過と内容

初診時の状態では、右骨盤の明らかな可動域制限が見られた。症状はぎっくり腰とそれに比例して強くなる頭痛、脚のつりなどがあった。骨盤の可動域制限から腰に必要以上の負荷がかかり、腰部の起立筋が過緊張の状態だった。

また、上部頸椎にも過緊張が見られ頭部の傾きも強く見られた。体表温度検査では骨盤と首の上部が顕著に見られた。レントゲン評価では椎間板の段階は慢性的なD5レベルが確認された。重度の骨盤の傾きも見られたため初期集中期では週3回のケアを提示したが、仕事の都合から週2回のケアから開始した。

ケアを始めて2週後(3回目のアジャスト)には、腰部の起立筋や頸部の緊張が緩んできた。 3週後(5回目のアジャスト)には、お尻や股関節に出ていた痛みが左右の仙腸関節(骨盤の関節)付近にだけ感じるようになった。

4週後(7回目のアジャスト)には、夜に腰の痛みがあっても一晩眠れば翌朝には回復していた。しかし、仕事で長時間の座り作業があった翌日には痛みが残ることもあった。この頃には夕方、毎日にように感じていた頭痛がほとんど気にならなくなった。また骨盤も安定してきていたことから週1回に間隔を広げられるようになった。

5週後(8回目のアジャスト)には、腰の痛みはなくなり、腰回りの筋肉が疲れているような感覚に変わってきた。また、頭痛は1週間、一度も感じることがなくなり、これ以降頭痛は完全に解消された。現在は、治療の間隔を2週間に1度のペースに広げてカイロプラクティック・ケアを続けている。


考察

今回の腰痛やお尻や股関節の違和感、脚がつるなどといった症状は重度の骨盤の可動域制限からきていたものと考えられる。また長期間に渡って骨盤の可動域制限や傾きがあったことから腰部の椎間板に負担がかかり腰の神経に大きな負荷がかかっていた。

骨盤は建物で言えば基礎の部分にあたり、土台がゆらぐことで腰だけではなく、首にまで影響してしまっていた。夕方になると出る頭痛というのは緊張型の頭痛といわれており、交感神経が優位になっているときに起きるものである。
体表温度検査でも骨盤部と上部頸椎部が顕著に見られた。 ここは副交感神経支配の部位で、副交感神経が圧迫されて、交感神経優位になっている例であった。

レントゲン評価では椎間板の段階はD5レベルでとても慢性的だった。サブラクセーションによって体の情報が脳へ届いていなかったため治癒する力が働かず悪循環に陥っていた。

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。2007年から2016年の間、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う。歩けないほどの腰痛に見舞われるが、カイロプラクティックを受け改善。カイロプラクティックを学ぶことを決意しシオカワスクール入学にする。現在は塩川カイロプラクティック治療室で副院長として施術を担当し、地元である神奈川県藤沢市での施術も行っている。また48年続くシオカワスクールでは講師/インストラクターを担当し、後任の育成にも力を入れて活動している。

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