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2025.12.15

体が整い始める人に共通していること/日常でできる「内側との対話」

体が整い始める人に共通していること/日常でできる「内側との対話」

日常での「体との向き合い方」

同じようにアジャストメントを受け、同じように通院していても、

・少しずつ安定していく人
・不安が減っていく人
・体の変化を前向きに受け取れる人

がいる一方で、

・良くなっているはずなのに不安が続く人
・体の変化が気になってしまう人

がいるのも事実です。

この違いは、体の強さや年齢の差ではありません。

日常での「体との向き合い方」に、大きな違いがあります。

インサイドアウト健康文化が見ているポイント

インサイドアウト健康文化では、「整っていく人」に共通する特徴があります。

それは、体をコントロールしようとしすぎていないことです。

「早く良くならなきゃ」
「ちゃんと治っているかな」
「これで合っているのかな」

こうした思考は、とても真面目で誠実です。ただ同時に、体にとっては“プレッシャー”になることもあります。

共通点① 体の変化を「判断」しすぎない

整い始める人は、体の変化をこう捉えています。

・今日は軽いな
・今日は少し重いな
・昨日より楽かも

それを、「良い」「悪い」ですぐに判断しません。体の反応を、情報として受け取っているのです。

これは、体との対話が始まっているサインです。

共通点② 「無理をしない」を選べる

体が整っていく人ほど、日常の中でこんな選択が増えていきます。

・今日は早めに休もう
・今日はここまでにしておこう
・今は頑張りすぎないでおこう

これは、怠けているのではありません。体の声を尊重する勇気が育っている状態です。

共通点③ 回復のペースを信じている

体が整い始める人は、回復を「急ぎすぎない」という共通点があります。

「整っていく方ほど、“いつ治るか”よりも“今、体がどう動いているか”を見ています。」

体には、その人にとって必要なペースがあります。そのペースを信じられるようになると、体は安心して働き始めます。

日常でできる「内側との対話」3つのヒント

ここで、今日からできるとてもシンプルなヒントを3つご紹介します。

① 朝、体にひとこと聞いてみる

「今日はどんな感じ?」答えがなくても大丈夫です。意識を向けることが大切です。

② 疲れたら、理由を探さない

「なぜ疲れたんだろう?」と分析するより、「疲れているんだな」と受け取ってみてください。

③ 小さな変化に気づく

「少し呼吸が楽」「少し眠りやすい」そんな小さな変化が、回復のサインです。

アジャストメントは、対話の入り口

アジャストメントは、体を治すためのものではありません。体と対話しやすくなる状態をつくるための“入り口”です。

そこから先は、あなたの体と、あなた自身が一緒に歩んでいく時間になります。

最後に

「自分の体を、少し信じられるようになってきた」
「無理をしない選択ができるようになった」

そう感じているなら、それは確実に体が整い始めているサインです。インサイドアウト健康文化は、特別なことをする文化ではありません。

体の声を尊重する日常を、少しずつ積み重ねていく文化です。

さらに深く知りたい方へ

この記事でお伝えしたインサイドアウト健康文化の考え方は、塩川カイロプラクティックだけの特別なものではなく、日々の暮らしの中で、誰もが育てていける健康観です。

より深く、「体の内側と向き合うこと」「からだの声に耳を傾ける日々」について綴った連載を、NOTEでも公開しています。

日常の中でインサイドアウト健康文化を実践するためのヒントとして、ぜひご覧ください。

▶︎ インサイドアウト健康文化 ― からだの内側に還る日々
https://note.com/masashi_1212/m/m853ab17e7caa

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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