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すべり症

すべり症

坐骨神経痛のようなシビレにより歩行困難

70代女性
来院に至った経緯

20年前にくしゃみもできないくらいの腰痛で病院に行ったところ第4腰椎すべり症と診断された。複数の病院でも診察を受けたが、すべての病院で手術を進勧められたが、手術はせず運動療法のみで腰痛の対策をしていた。

3年前から坐骨神経痛のようなシビレにより歩行困難になり、その後は、シビレと痛みを繰り返すようになった。最近では、朝痛みで目が覚めることが多くなり、睡眠にも影響が出るようになったため、友人の紹介で来院する。

初診の状態
  • 01

    腰部の筋の硬直

  • 02

    骨盤が後に傾き、体全体が前かがみ

  • 03

    痺れにより歩行困難

  • 04

    足の冷え

経過と内容

20年前からの腰痛で、椎間板の状態は慢性的な状態であった。レントゲンの評価から、腰椎4番5番の椎間板がD5レベルであり、初期集中期(初診日から1ヶ月)を週2~3回のケアを始めることになった。

ケアを始めて1ヶ月後(10回目のアジャスト)には、足を真っすぐして寝れるようになったが、未だ長時間の同一姿勢や前にかがむ姿勢の時にシビレが残っていた。11回目のアジャストメント後には、長時間の同一姿勢でのシビレは解消し、前にかがむことも楽になった。

その後は、週1回のケアを1ヶ月行い。現在では、3時間の歩行もしびれることなく行うことができる状態になった。仕事で長時間の運転や前かがみの姿勢が続き、腰に負担をかけることがあるため、現在は月2回のメンテナンスを行っている。


考察

20年前と慢性的な状態であったために身体は、不安定な腰部や骨盤部を補強しようと全体の筋を硬直させていた。そのため腰部&骨盤の可動域に制限が見られ、歩くことも困難になり、全体的に身体の代謝が低下したことで下肢の冷えに繋がったと考えられる。

これらの症状のすべては、身体のシグナルであり危険な状態を知らせてくれているのです。不安定な場所があれば補強して対応し、怪我をしていれば痛みを出して激しい活動を抑えようとします。

通常は、身体を休めれば改善に向かっていきますが、神経を介して脳と身体のサイクルに異常が生じた場合、脳がしっかりと腰部や骨盤部の状態を把握することができず、対応することができない状態が続いていたことが言えます。

その結果、常に腰部や骨盤部の筋肉が緊張しているために、寝ている時も痛みがあり休まることができずにいたことが考えられる。腰部に対してのアジャストメントを行ったことによって全体が安定し、朝に痛むことがなくなった。また、筋の緊張も解消され、神経伝達が正常に行われたことによって疼痛の改善につながったと考えられる。

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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