まず一般的な夜尿症の治療としては、生活指導による経過観察、薬物療法などが行われます。またその方法で改善が見られない場合はミニリンメルトやデスモプレシンを使った薬物療法・アラーム療法を行います。

このように一般的には生活指導や薬物療法などの外的要因に目を向けた治療が行われていますが、一度考えてみてください。

もし外的要因だけが夜尿症の根本原因だとしたら、なぜ夜尿症になる人とならない人がいるのでしょうか？

ここで肝心なことは夜尿症の対策として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。

日常生活では様々なストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境の変化もあります。

その度にそれらの変化に対応し続けるのは大変な作業になります。だからこそ体の内に意識を向けることが重要なのです。

脳と神経と体のサイクルに異常があると、どれだけ薬を飲んだり生活習慣を見直しストレスを無くしても根本的な改善にはなりません。

薬を飲んだりなどして一時的にこれらの症状を取り除くことが問題の根本原因を改善するわけではなく、逆にこれらの症状を参考に体の状態をはっきりと把握することが大切です。

そもそも症状は、私たちの体に異常が起こっていることを教えてくれる大切な体からのシグナルです。

そのため、カイロプラクティックでは体の内に根本原因が存在していると考え、夜尿症に対してアプローチしています。

そもそも夜尿症とは、尿量を調節するホルモンが夜間に十分に分泌されず尿量が増加することや、膀胱の自律神経の乱れで収縮してしまうことが原因で起こると考えられています。

ではなぜ夜尿症になってしまうのでしょうか？

それは、神経伝達の異常（サブラクセーション）によって脳と体のコミュニケーションが上手く取れなくなってしまっているからです。

そもそも、尿量を調節するホルモンは自律神経系や内分泌ホルモン系の働きを調節する脳の視床下部から作られるホルモンで、夜間睡眠中に多く分泌されます。

また、膀胱は体をリラックスさせる機能がある副交感神経によってコントロールされています。

サブラクセーションにより脳と体がコミュニケーションを正しく取れなくなると、脳は体の状態を正しく把握することができなくなってしまいます。

視床下部から正しくホルモンが分泌されなくなることで尿量の調節が上手くいかなくなったり、自律神経のバランスが乱れ交感神経が過剰になることで睡眠時にも膀胱が収縮してしまい、夜間の膀胱の容量が少なくなることで夜尿症が引き起こされるのです。

つまり、カイロプラクティック・ケアによって根本原因であるサブラクセーションを見つけ出し取り除くことが出来れば、脳と体は正常にコミュニケーションを取ることが出来るようになり、夜尿症に対しても適切に対処を行なってくれます。

このように夜尿症には必ず原因が存在しています。

症状は悪いものではなく、体のバランスが乱れていることを教えてくれる体からの大切なシグナルです。

その大切なシグナルをただ薬などで隠し目を背けるのではなく、しっかりと自分自身の体の内側に目を向け、向き合っていくことが大切なのではないでしょうか？

カイロプラクティック・ケアによって夜尿症の根本原因を取り除き、快適な毎日を手に入れましょう！