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喘息

2種類のタイプから評価する喘息とは?

2種類のタイプから評価する喘息とは?

近年、日本では喘息の患者さんは増えています。1960年代では子供から大人まで喘息患者は1%前後でしたが、最近の調査では子供で約6倍、大人で約3倍になっており、全体では400万人を超えています。

一般的に喘息のタイプは、運動している時に誘発される喘息、薬の副作用で誘発される喘息、様々なアレルゲンで誘発される喘息、ホルモンバランスの乱れによって誘発される喘息、天気や気圧に影響を受けて誘発する喘息、季節の変化に影響を受けて誘発する喘息と様々な喘息があります。

今回のコラムでは、カイロプラクティックがどのように様々なタイプの喘息に対してアプローチしているのかを解説して行きます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 夜中の咳で目覚めることがあり睡眠不足になった
  • 他人の目が気になり人と接触する機会が減ってしまった
  • 発作の不安から旅行を控えてしまう
  • 部屋に入ったら温度差で咳が止まらなくなってしまった
  • 常に身体がだるくて仕事に集中できない

一般的な喘息に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法

喘息は、急に気道が狭くなって空気が通りにくくなっており、常に炎症が生じている状態にあります。一般的には気道の炎症をおさえるために吸入ステロイド薬を使用します。

しかし投薬では一時的に炎症をおさえる効果はあるものの、喘息が完治する根本的な治療法ではありません。上記に挙げた喘息の種類では、急な運動や投薬や様々なアレルゲンやホルモンバランスの急な変動といった様々な環境の変化などが喘息を発症させる要因と考えられています。

ですが、なぜ喘息を発症する人としない人がいるでしょうか?ここで重要な事は外的要因に意識を向けるのではなく、体の内側に意識を向ける事です。カイロプラクティックでは体の内側に根本原因が存在すると考え喘息にアプローチしています。

カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ

人間や動物は必ず酸素を体内に取り込む必要があります。鼻や口から取り入れ肺までの管状の器官を気管支といい、私たちの体には少なからず微量の異物や細菌を空気と一緒に取り込みます。

その異物をキャッチする為にも気管支をきれいに保つ為にも入ってきた異物を粘液がキャッチします。すると体にとって悪いものを粘液と一緒に外に出してくれるのです。それが痰になります。

このように私たちの体は常に自分自身を守り、健康を維持する為に働き続けています。ここで重要なのが脳と神経になります。気管支の拡張や粘液の分泌や抑制などの司令を出しているのが脳になります。

その脳と体が神経によってコミュニケーションしていることで脳がしっかりと体の状態を把握することが可能になります。もしそのコミュニケーションに異常(サブラクセーション)が生じれば、脳は体の状態を把握できなくなります。

気管支の防御反応が過剰になれば、気管支は過剰に収縮し喘息の原因になります。またサブラクセーションによって脳が外の環境の変化を把握できないことでも喘息を誘発させる要因となります。

呼吸器系が正しく機能する為には脳からの神経伝達を100%にする必要性があります。どれだけ外的要因となる異物や細菌を無くしも根本改善には至りません。

神経伝達が正常であれば、外から異物が侵入してきた時でも瞬時に把握して適切な量の粘液を分泌し、異物を体の外に排出してくれます。このように喘息は体のバランスが乱れていることを教えてくれる大事なサインになります。

その大切なサインをただ薬で隠すのではなく、しっかりと体の内側と向き合いましょう。カイロプラクティック・ケアによって脳がしっかりと体の状態を把握することで、自身の呼吸器系は適切に機能することができます。

湿った喘息(Wet)
湿った咳とは痰の出る咳で気管支の炎症によって分泌液が増えている証拠になります。湿った咳の多くは夜に寝ることが困難になることが特徴になります。また大人より小児の喘息に多く見られる傾向があります。

湿った喘息の多くは分泌液が過剰な状態であり、交感神経が過剰になっていることを意味しています。

乾いた喘息(Dry)
乾いた咳(空咳)は痰の出ない咳を意味しています。原因は化学物質のバランスの乱れが考えられます。アレルギーの問題と関連性があり、乾いた喘息は体から排毒する反応にもなります。

小児より大人の喘息の多く見られる傾向があり、特に甲状腺機能低下や副腎機能低下が原因と考えらえます。また便秘によって体内の排毒がスムーズに行われないことによって体の化学物質のバランスの乱れが喘息を悪化させる要因にもなります。

喘息の症例紹介case introduction

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