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バセドウ病

バセドウ病の原因は自律神経に隠されている!?

バセドウ病の原因は自律神経に隠されている!?

バセドウ病は自己免疫疾患の一つで、20-30代の若い成人女性に多く1000人で2−6人程度と言われています。

病気を発症する確率は1000人中2から6人程度と言われており、女性患者が男性患者の5倍ほどの割合となっています。発症する年齢としては20歳から50歳代が多く、なかでも30代、40代の発症率が高いとされています。

主な原因として、血縁者に出やすいことから遺伝因子と、強いストレスなどを受けたことによる環境因子が挙げられます。

今回のコラムでは、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の正しい知識とカイロプラクティックでの対策法をお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 食欲が過剰になり、自己嫌悪に陥ってしまう
  • 過剰に汗をかいてしまい更年期なのかと不安がある
  • すぐイライラしてしまい、人間関係がうまくいかない
  • 動悸や頻脈を感じてきて、運動するのが辛い
  • 強く暑さを感じるため、外に出るのがおっくうになる

一般的なバセドウ病に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法

一般的な治療法としては、薬物療法が主に行われます。

薬物療法で主に処方されるものは、メルカゾール®という抗甲状腺薬です。

理解しておく必要があるのは、甲状腺機能亢進症を治すための薬ではなく、あくまで甲状腺ホルモンの合成を抑制する薬だということです。

甲状腺機能亢進症は薬物療法により甲状腺の数値が正常に戻り(寛解)内服を中止できることもありますが、寛解後の再発率が高く、また逆に甲状腺機能低下症になってしまう人もいることから、その後も定期的な検査が必要だったりなど完治するとは言えない病気です。

このように一般的には薬物療法が行われていますが、実際は内服することによって症状が寛解されることはあっても根本的な解決とはなりません。

また薬物療法の注意点として、副作用のない薬はないということを理解しておく必要があります。

抗甲状腺薬の副作用としては、最も多いものでかゆみ・じん麻疹、その他の副作用として肝障害(黄疸、倦怠感、嘔気、食欲不振など)、無顆粒球症(ウイルスや細菌を退治する白血球が少なくなり、感染症になりやすい状態になる)などがあります。

ここで肝心なことは甲状腺機能亢進症の対策として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活では様々なストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境の変化もあります。

その度にそれらの変化に対応し続けるのは大変な作業になります。だからこそ体の内に意識を向けることが重要なのです。

脳と神経と体のつながりが正常であれば、ストレスや不安を受けても体は交感神経のスイッチを入れることで対応し、生活習慣や環境が変化しても瞬時に把握し対応します。また、睡眠時などにも副交感神経のスイッチを入れることで体をしっかりと休ませてくれます。

脳と神経と体のサイクルに異常があると、どれだけ薬を飲んだり生活習慣を見直しストレスを無くしても根本的な改善にはなりません。

薬を飲んだりなどしてこれらの症状を取り除くことだけが問題の根本原因を改善策なわけではなく、逆にこれらの症状を参考に体の状態をはっきりと把握することが大切です。

そもそも症状は、私たちの体に異常が起こっていることを教えてくれる大切な身体からのサインです。

そのため、カイロプラクティックでは体の内に根本原因が存在していると考え、甲状腺機能亢進症に対してアプローチしています。

カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ

まず甲状腺にはどのような働きがあるのでしょうか?

甲状腺は、様々なホルモンのコントロールを行なっている脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の働きにより、甲状腺ホルモンを生成しています。

基本的には、甲状腺刺激ホルモンによって甲状腺ホルモンの量は一定に調整されていますが、様々な要因により甲状腺ホルモンが出過ぎている状態ではバセドウ病(甲状腺機能亢進症)、出ていない状態では橋本病(甲状腺機能低下症)になります。

甲状腺ホルモンは、新陳代謝を促進してエネルギーを作り出し体を活発にしたり、交感神経を刺激して全身の内臓機能に作用したり脈を速めて発汗を調整する働きがあります。

また、胎児や幼児の成長や発達に影響を与えたりもしています。

そのため、甲状腺の機能が亢進してしまうと上記の働きが過剰になってしまうことにより,

微熱、口渇、発汗、イライラ感、不眠、下痢、動悸、暑さを感じるなどの症状が出てきます。また、3割程度の方には眼球突出の症状が出ることもあり、女性は月経不順や無月経・不妊などの症状が出ることもあります。

ここで多くの人は生活習慣の改善や薬物療法などの外的要因に目を向けてしまいがちですが、肝心なことは外的な要因やアプローチではなく体の内側に目を向けることです。

なぜ自然治癒力を持つはずの自分の体が自分自身を治すことができていないのか、なぜ甲状腺の機能が亢進してしまっているのかを考えることが大切です。

ここで重要なポイントは、脳が神経を通して体の状態をしっかり把握できているかどうかになります。

脳が体の状態をしっかりと把握することが出来れば、適切なホルモンが適切な量だけ適切なタイミングで分泌されるようになります。

甲状腺は脳下垂体という部分から分泌される甲状腺刺激ホルモンによってコントロールされています。

しかし神経伝達が阻害されると(サブラクセーション)脳が甲状腺の状態を正しく把握することが出来ず、正常な指令が脳から出されないため甲状腺の機能が正常ではなくなってしまいます。

カイロプラクティック・ケアでは、脳がしっかりと体の状態を把握する為の神経伝達を妨げる要因となる「サブラクセーション」を見つけ取り除き、神経伝達を正常にすることで、人が本来持つ自然治癒力を最大限発揮させることを目的としています。

サブラクセーションが取り除かれることで、神経伝達が正常になり、脳が体の状態を正しく把握できるようになります。

その結果、脳から正常な指令が送られるようになり、自分の体が自分自身の症状を改善していくのです。

甲状腺機能亢進症は、体のホルモンバランスが乱れていることを教えてくれる大切な身体のシグナルになります。その大切なシグナルを薬を飲んでただ隠すのでは根本解決にはなりません。しっかりと体の内部に目を向け、根本原因を取り除いていくことが本当の意味での健康ではないでしょうか。

実は甲状腺機能亢進症の原因は、脳がしっかりと体の状態を把握出来ていなかっただけなのです。

カイロプラクティックケアによってバセドウ病の根本原因を取り除き、健康的な体を手に入れましょう!

バセドウ病の症例紹介case introduction

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