めまい(メニエール症候群・PPPD)
“体が動いている”と脳が勘違いして、めまいが起きている!
日本では人口10万人あたりでは約15~18人(約0.1~0.2%)がめまいで悩まされてしていると言われています。
めまいを訴える人の数は、厚生省の国民生活基礎調査によると約240万人にのぼっています。 めまいの種類にはピンからキリまであります。 一日ゆったりしただけで治る人もいれば、24時間めまいで悩まされている人もいます。
2017年には国際神経耳鼻学会によってPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)というものが発表されました。 PPPDは長期間継続するめまいで、回転性のめまいというよりも不安定感や浮遊感に近いめまいがするという症状となります。 じっとしているときよりも、立っていたり歩いているとめまいが酷くなるということが特徴となります。
こんな経験したことありませんか?
□グルグル目が回って立っていられない
□地に足がついていない感じでまっすぐ歩けない
□立ち上がると、クラッとする
□寝ていても目がグルグル回って気持ち悪い
□ひどくなると強い吐き気や頭痛も併発する
このようにめまいは日常生活に支障が出てきてしまうくらい重たい病気の1つです。 いつ再発するのかと常に不安と戦っているのではないでしょうか?
今回のコラムでは、めまいの正しい知識とカイロプラクティックでの対策法をお伝えしていきます。
一般的なめまいに対しての治療法
一般的な治療法として内耳の余分な水分を減らす利尿薬、神経の炎症を抑えるステロイド、抗不安薬などのお薬が処方されますが、一時的に症状は緩和されても根本的な改善には至りません。
めまいの原因は内耳の問題と診断されることが多いですが、ストレス、精神的な不安、生活習慣の乱れ、天候や環境の変化などといった外的要因も考えられます。 一般的にそれらの外的要因を見直し、改善することがめまいの対策法とされています。
しかし考えてみてください。 もし外的要因がめまいの原因だとしたら、なぜめまいになる人とならない人がいるのでしょうか?
ここで重要なことはめまい予防策として外的要因に意識を向けるのではなく、身体の内に意識を向けることです。 日常生活において様々なストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや天気や環境が変化することもあります。
毎回それらの変化に対応し続けるのは大変な作業になります。 だからこそめまいの対策として身体の内に意識を向けることが大切なのです。
そもそもめまいは身体の内からのシグナルなのです。 身体のバランスが乱れていることを教えてくれる大切なシグナルです。カイロプラクティックでは体の内に問題の根本原因が存在していると考え、めまいに対してアプローチしています。
カイロプラクティックでのアプローチ
特に注目したいのが平衡感覚です。平衡感覚において重要なのが三半規管です。 三半規管の中はリンパ液で満たされていて、身体の動きにあわせたリンパ液の流れから身体の位置情報を把握しています。
人が動くとこのリンパ液は一緒に動き、身体がどの方向に動いたか三半規管の神経が察知します。 三半規管でキャッチした情報は、まず神経を通って脳へと伝えられます。
また視覚からの位置情報や筋肉や関節で感じる感覚も神経を通って脳へと伝えられます。 それらの情報を統合しもっとも適切な運動や姿勢をとるよう脳は指示を出します。
この平衡感覚をコントロールする仕組みによって平衡バランスが保たれているのです。 しかしこの平衡バランスの仕組みのどこかに障害が生じたとき、めまいが起こると考えられます。
特にサブラクセーションによって自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のスイッチのオンとオフがうまくできない事によって、三半規管の中のリンパ液が必要以上に生産されていることや、吸収が必要以上に阻害され、リンパ液が増加し、むくんでいる状態になります。
その結果、身体が動いていないのにリンパ液が動いてしまい、“体が動いている”と勘違いしてめまいのような症状が現れます。
また視覚からの位置情報や筋肉や関節で感じる感覚などの情報が、サブラクセーションによってうまく脳に伝わらないこともめまいの原因に繋がります。
身体で感じている感覚と脳で感じている感覚の不一致によって脳が混乱している状態になります。 その結果、めまいのような症状が現れます。
カイロプラクティック・ケアによってめまいの根本原因を取り除き、快適な毎日を手に入れましょう!
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