最も早い寿命の細胞は24時間

細胞とは生命の最小単位なので、各細胞それぞれに寿命がありますが、ほとんどは細胞分裂で再生されます。 当然、人体を構成する細胞も生命体なので、寿命が来たら死を迎えます。 ただし、その長さは細胞によって異なります。

例えば、骨組織を作る骨細胞は25年~30年、肝臓を形成する肝細胞は約5か月、赤血球は約4か月、神経細胞は4~6週間で細胞としての一生を終えます。 また、胃の粘膜細胞は2~3日と、こちらはかなりの短命です。 細胞の中でもっとも寿命が短いのは、小腸の内側にある絨毛(じゅうもう)です。 絨毛を形成する細胞は、エスカレーター式に順々に突起の頂上まで押し上げられ、頂上に達すると剥がれ落ちて死滅します。 この細胞の誕生から剥落(はくらく)するまでの時間は24時間、たった1日の命となります。 ほとんどの細胞は、死滅したとしても、細胞分裂によってその死滅した分を補います。 しかし、脳細胞だけはそうした新陳代謝が行われません。 ただ、脳細胞が減っても頭が悪くなるわけではありません。 頭の良さは脳細胞同士のつながりがしっかりしているかどうかなので、年をとっても頭を使うトレーニングなどで鍛えることが重要となります。

最高の予防医学とは?

ほとんどのガンは、遺伝子の突然変異によって発生します。 37兆2000億個あるとされている人間の細胞は、必要に応じて成長と分裂を繰り返しています。 ところがその際、特定の遺伝子に変化が生じると、正常な細胞が突如としてガン細胞へと変位することがあります。 遺伝子の変化は、1回限りでは体に影響はないとされていますが、分裂を重ねることで異常が生じて、ガン細胞となります。 例えば、その細胞が約10年かけて30回分裂すると仮定すると、約10億個の塊となり、そこで小指の爪ほど、約1グラムのガン細胞を形成してしまいます。 実をいうと、体内では毎日数百~数千個のガン細胞が誕生しています。 それでも、体の免疫バランスが保たれていれば、免疫細胞がガン細胞を正確に攻撃するため、異常は生じません。 自己の免疫システムをしっかりと働かせてガンを予防することが重要です。 日頃から、バランスの良い食事や適度な運動、しっかりとした休息時間が大事になります。 そして、なによりもカイロプラクティック・ケアを受ける事により免疫力を向上させガンをも予防することができるのです。 カイロプラクティックが最高の予防医学といわれるのはそのためです。

神経サイクルの乱れは、ラジオのチューニングがズレているようなもの

私たちの脳は決して間違いを犯しません。 神経のサイクルが正常に働いていれば、体の情報は正しく脳へ伝わります。 だからこそ、体に何か異常があったとしても、脳は瞬時にその情報を元に体の各組織に指令を出し、全てを調節し、全身を調和させてくれます。 免疫システムも、当然脳からの指令がしっかりしていればこそです。 仮にガン化した細胞があったとしても、脳にガン化した細胞があるという情報がしっかりと届けば、何も恐れる必要はありません。 情報を受け取った脳は、瞬時にして体の各組織に働きかけ、キラーT細胞やマクロファージといった免疫細胞が、ガン化してしまった細胞に攻撃を加えます。 もちろん、この免疫システムは菌やウィルスなどの外敵にも有効となります。 これが免疫システムが正常に働いているということです。 体内の免疫システムにも神経のサイクルが関係していることが分かります。

神経のサイクルが乱れることを、神経が圧迫するという表現を使ったりしますが、神経の圧迫とはどのような状態なのでしょうか。 神経は物凄く繊細で柔らかくできています。 その神経にほんの少し圧力がかかるだけで、神経のサイクルは乱れてしまいます。 ほんの少しの圧力とは、10円玉くらいの重さがかかるだけで神経の流れが60%も妨げられてしまうほど、弱い圧力です。 ですので、神経の圧迫といっても、神経がギューっと押しつぶされているわけではありません。 仮に神経がギューっと押しつぶされてしまえば、完全麻痺の状態になってしまい、神経細胞は死滅してしまいます。 神経はそれほど繊細なものなのです。

この神経のサイクルが乱れることを、 “ラジオのチューニングがズレている” と表現したりします。 ラジオのチューニングがしっかりとしていれば、音はクリアに聞こえるものですよね。 ところがほんの少しチューニングがズレると音は聞こえるものの、ノイズが混ざります。 これを脳から免疫細胞への指令に置き換えてみましょう。 体の中にガン化した細胞があるとします。 情報を受け取った脳は、瞬時にして免疫細胞へ指令を出しますが、チューニングがズレているため指令の声にノイズが混ざり、正しい指令が免疫細胞へ届かなくなってしまいます。 この状態では、仮に免疫細胞が出動し、ガン化した細胞を駆除しようとしても、思ったよりガン細胞が多かったりして、ガン細胞が勝り、結果ガン細胞が広がってしまう事態に陥るわけです。 こうならない為には、ラジオのチューニングのほんのわずかなズレを戻してあげればいいのです。

では、ここでラジオのチューニングを人間の背骨に戻してみましょう。 その背骨のズレやゆがみはほんのわずかなものです。 そのわずかなズレが神経のサイクルを乱す原因になります。 ここで間違えてはいけないことは、カイロプラクターは決して背骨や骨格のズレやゆがみを正すことを目的とはしていないということです。 あくまでも神経のサイクルが乱れている原因箇所(背骨)を調節することによって、神経のサイクルを正常にし、脳から体、体から脳への声が正確に届くようにすることが目的となります。 ノイズが混ざった声では聞き取りにくく、間違いを起こす原因になってしまいます。 決して間違いを犯さないはずの脳がコントロールしている体に問題が生じるということは、ラジオのチューニングがズレたときのように、ノイズが混ざり、各指令が全身に生き渡らなくなるからです。

神経のサイクルが乱れる事が、どれほど重大な事態かお分かりいただけたでしょうか。 皆様も日頃から、カイロプラクティック・ケアを受けて、自己免疫力を向上させ、ガンの脅威に怯えることなく、薬に頼ることのない強い体を手に入れましょう!

塩川カイロプラクティック治療室
スタッフ 前田 一真