背骨が最強のプロテクター!?

背骨は、体の中の最重要臓器である脳と全身を繋ぎ、情報を伝達する役割のある神経を守っている最強のプロテクターになります。 それ以外にも、体を支える、体を動かすといった役割があります。 背骨は脊椎や脊柱とも呼ばれ、7個の頸椎・12個の胸椎・5個の腰椎からなる計24個の椎骨が重なってできています。 この24個の骨の土台となっているのが骨盤(仙骨、尾骨、腸骨など)です。 24個の椎骨は、その大きさや形に若干の違いはありますが、基本的な構造は同じです。 しかし、第一頸椎と第二頸椎は特殊な形をしています。 まず第一頸椎と第二頸椎の間には椎間板という骨と骨の間にあるクッションがありません。 第一頸椎は指輪のような形をしていて、このリング状の穴に第二頸椎から上に出ている突起がはまっています。 この特殊な構造により、軸のまわりを車輪が回るように、首を痛めずにぐるりと回すことができます。 この椎骨の数は人によって違う場合があります。 胸椎が13個あったり、腰椎が4つしかなかったりしますが、これは生まれついてのものなので、それが何か悪さをするということはありませんのでご安心ください。

背骨の4つのカーブとは?

背骨には4つのカーブがあります。 上から順番に頸椎が前カーブ、胸椎が後ろカーブ、腰椎が前カーブ、そして仙骨・尾骨が後ろカーブです。 このカーブを生理的弯曲といいます。 ちなみに尾骨はシッポがあったころの名残だといわれています。 この4つの生理的弯曲は、赤ちゃんが産まれる前、お母さんのお腹の中にいる時は背骨を丸めているため、すべて後ろカーブをしています。 産まれてから、ハイハイを始めると顔を上にあげるので首に前カーブがつき、つかまり立ちなどを始めるとバランスを取るために腰にも前カーブがついていきます。 このS字カーブがあるおかげで、頭の重さを支えたり、さまざまな過重負荷からバランスを取ることができるのです。 S字カーブがあるのと無いのでは耐えられる負荷が16倍も違うことが分かっています。

しかし、ほとんどの背骨の弯曲は、その人の生活環境によって変化していきます。 例えばデスクワークで一日中パソコンとにらめっこしている人は、頭部が前方に移動している場合が多いです。 そのままでは体はバランスを取れないので、代償として首のカーブを後ろ側に移動させ、バランスを取ろうとするのです。 いわゆるストレートネックになってしまうのですが、これがなにか悪さをするということはなく、あくまでも根本原因は神経のサイクルが乱れることにあります。 神経のサイクルさえ正常に整えてあげれば、脳はすべてを正常に調節してくれます。

定期的にカイロプラクティック・ケアを受ける重要性

そもそもなぜ背骨をアジャストメント(調節)する必要があるのでしょうか。 神経は背骨の中を通っています。 背骨の隙間から神経を伸ばしていき、そこから徐々に枝分かれして、手の指先から足のつま先まで、全身に広がっていきます。 例えば、指先を切ったりしたときに痛みを感じるのは神経が通っているからです。 この神経はとても繊細なもので10円玉くらいの重さがかかるだけで、神経の流れが60%も妨げられてしまいます。 神経は背骨の中を通っていますが、背骨の中は脳脊髄液という液で満たされているため、神経はその脳脊髄液のプールを浮遊しているような状態です。 人間の体はそれほど弱くはないので、1日や2日で背骨の骨がズレるということはありませんが、毎日の生活の積み重ねで、徐々に背骨の可動性が失われていきます。 その時、ほんの少しでも神経に圧力がかかるだけで神経の流れが乱れてしまいます。 その圧力は本当に僅かなもので、10円玉くらいの重さがかかるだけで神経の流れが60%も妨げられてしまいます。

ここで厄介なのが、痛みを感じる感覚は人それぞれ違うということです。 神経の流れが40%しかなくても痛みを感じない方もいます。 しかし、痛み以外の部分でも症状は進行してしまうため、手遅れになるまで気づかないのです。 だからこそ、日頃からカイロプラクティック・ケアを受ける必要があるのです。カイロプラクティックは決して痛みを取るだけのものではありません。 神経のサイクルを正常にして、脳が正しい情報を受け取れるようにします。 あとは脳が正しく調節してくれます。 そして、カイロプラクティックを通して、自身の内なる声に耳を傾けてみてください。 人間は当たり前にあるものの有難みは忘れてしまいがちです。 今ある健康に感謝し、普段から自身の体に関心を持っていただけたら幸いです。

塩川カイロプラクティック治療室
スタッフ 前田 一真