女性20代

【来院に至った経緯】

2年前に上京してきてから生活環境が変わったせいか昔からあったアトピーが悪化してしまった。最近では、全身の皮膚の炎症が目立ちかゆみも悪化してきてしまう。

夜も横になっても身体を痒みが出て来てしまい眠れなくなってしまい、疲労も溜まり肩こり腰痛も出てきてしまった。
2年も酷い状態が続き良くならないことから来院する。

【初回の状態】

①下部頸椎の筋硬直
②頭部の前傾姿勢
③骨盤部の筋緊張と可動域制限

【経過と内容】

レントゲンの評価は、腰椎5番目の椎間板の状態はD3で、後方の椎間板のスペースが狭くなっているのを確認した。初期集中期(来院から1ヶ月)は週2回のケアを提案した。

問診と検査から骨盤と上部頸椎(副交感神経支配)の部分のアジャストメントを行った。
来院された当日はまだ仕事が残っていたが、憩中に少し横になっても眠れるようになった。

2回目のアジャスト(初回より3日後)は、前回よりも少し緊張がなくなったので、当面はゆっくり休める身体を維持できるようにアジャストを行う。

健康回復期(来院から2ヶ月目)からは週1回のアジャストを計画した。今までと同じように仕事を続け首と腰に疲労感が出ても、寝ると違和感も消え支障がなくなっていた。
この頃からアトピーの皮膚炎も少しずつ消えてきている。

3ヶ月目(13回目のアジャスト後)には、腰や首周りに違和感なども出なくなり、日常生活で痛みを感じることは無くなっていた。アトピーで荒れていた皮膚も落ち着いて徐々に良い方向へ向かう。

【考察】

アトピーが悪化した原因は、仕事や普段の生活で背部の筋肉が硬直し、身体が緊張して休めずにいる状態が続き、自律神経が異常に働きすぎたためと考えられる。

レントゲン評価から、腰椎5番目の椎間板レベルがD3でこれは、最低でも2−5年くらい前から腰に負荷がかかり続け、神経伝達を阻害するサブラクセーションが発生したと考えられる。

この神経伝達の阻害する状態は、脳が身体を把握することができなくなっています。 そして、内臓機能への影響にもつながり、ホルモン分泌異常から皮膚への過剰な自己免疫反応を起こしたと考えられます。

皮膚からくる直接的な問題ではなく、腰や首への負担が長時間かかり続けたことにより、代償として交感神経が優位に働き続けた結果になります。
交感神経が優位に働きすぎると、身体が興奮状態になり、寝られ無くなってしまったり、仕事などのストレスの影響(肌荒れ等)が身体に出やすくなってしまいます。

今回のケースでは内分泌の異常が、肌から過剰な毒素排出といった反応が起こり皮膚に炎症を起こす原因となっていた。 副交感神経をアジャストすることで交感神経を落ち着かせ、皮膚の状態が安定し、回復に向かったと考えられます。

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