女性46歳

【来院に至った経緯】
仕事は保育士の仕事を20年間やっている。小学生の頃から40年以上、肩に岩が乗っているような肩こりがあり、呼吸も浅かった。そのせいか睡眠の質も悪く、いつも眠りが浅かった。足首のむくみも長い間、気になっていた。10カ月前、仕事中に子供を抱きかかえてベッドに乗せた時に腰をやってしまった。ビキッと電気が走るような痛みがあり、どんどん歩けなくなるほどの痛みが出てきたので、仕事を早退して病院へ行った。診断はぎっくり腰ではなく、捻ったと診断された。ロキソニンを処方されて1カ月ほど飲んでいたが症状はまったく改善されず、薬を飲んでいるせいか胃が荒れてきてしまったので今度は胃薬を処方された。なんとか仕事に復帰はできたものの腰に不安感を持ったまま仕事をしていた。すると7か月前、腰をかばっているせいか右膝に痛みが出てきた。最初は「あれっ、膝痛いな。」程度のものだったが、その痛みもどんどんと強くなり、気づけば膝がパンパンに腫れていた。そればかりかふくらはぎまで腫れてきて、走る動作、しゃがむ動作、正座ができなくなり保育士の仕事に影響が出てしまった。それまでは出勤時、職場まで30分以上かけて歩いていたが、少し歩くだけで膝に痛みがでるようになり、階段の昇り降りでも強い痛みが出て、日常生活にも支障をきたすようになった。整形外科でレントゲンとMRIを撮ったところ、半月板損傷と診断された。特に治療法は提示されず、痛み止めと湿布を処方されたが、症状は一向に改善されなかった。腰を捻った以外は膝を痛めるようなことはしていなかったので、どうしたらいいのか分からず困っていたところ、知人の紹介で当院に来院された。

【初回の状態】
① 右仙腸関節の明らかな可動域制限
② 腰部起立筋の緊張
③ 肩の過緊張

【経過と内容】
初診時の状態では、右骨盤の明らかな可動域制限が見られた。症状は40年以上続く慢性的な肩こりと腰の不安感、右膝の痛み。呼吸が浅く睡眠の質も悪く、寝ても回復しないという悪循環に陥っていた。腰部の起立筋と肩が過緊張の状態だった。体表温度検査では骨盤と首の付け根が顕著に見られた。レントゲン評価では椎間板の段階はD3という評価で重度の骨盤の傾きが見られたため初期集中期では週2回のケアから開始した。

2回目のアジャストメント(1週目)の後、呼吸がいつもよりも深くできるようになり、ぐっすり眠れるようになった。また少し歩いただけでも膝に痛みが出ていたが、15分歩いても痛みが出なくなった。

3回目のアジャストメント(2週目)の後、足首のむくみがはっきりと減ってきた。4回目のアジャストメント(2週目)の後、2~3分なら正座をしても痛みが気にならなくなり、階段の昇り降りもできるようになった。

5回目のアジャストメント(3週目)の後、小走りができるまで膝の痛みが気にならなくなった。また徐々にではあるが小学生から40年以上続く肩こりが少しだけ楽になってきた。現在は週1回に間隔を広げてケアを続けている。

【考察】
今回の膝の痛みは重度の骨盤の傾きや骨盤の可動域制限により、膝関節に必要以上の負荷がかかったものと考えられる。レントゲン評価では椎間板の段階は慢性的な状態で2~5年経過のD3と評価した。通勤時に行っていた30分以上の歩行運動も本来であれば椎間板には良い代謝となるが、重度の骨盤の傾きや可動域制限により椎間板や膝関節に負担がかかってしまっていた。アジャストメントによりサブラクセーションが取り除かれ、体の情報が脳へ届いたことで膝の痛みや睡眠の質の改善に繋がったと考えられる。40年以上続く肩こりも徐々に解消の兆しが見えているので、体の情報を脳へ届ける事の重要さが分かる症例である。

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