女性20代

【来院に至った経緯】
初めて生理が来た13歳の頃から、生理周期が90日〜120日で来ていた。それがご自身としては普通で、婦人科にも行かずにいた。また、曇りや雨、台風などとの気圧が変化する際には、頭痛が必ずありひどい時には痛み止めを飲んでいた。
将来の出産などのことを考えると、いつかは対応していかなくてはと考えていたところ、当院に来られている患者様のご紹介で来院する。

【初回の状態】
①上部腰椎に体表温度の乱れ
②腰椎の可動域制限・浮腫感
③骨盤部・頸部の体表温度の乱れ

【経過と内容】
レントゲン評価では、慢性的な椎間板は見当たらなかったが、初回の状態で、脊椎全体の体表温度の乱れが見られた為、初期集中ケアでは5〜7日に1回の来院ペースを提示。1回目のアジャストメント後から1週間、天気が乱れていたこともあったが、頭痛の症状が軽減する。4回目(初回から4週目)の来院の際に生理が前回から35日でくる様になった。8回目(初回から2ヶ月経過)のアジャストメント後には30日周期となり、その際から10〜14日に1回の来院に移行した。3ヶ月目(初回から11回目)の生理も30日で起こり安定した。その後も3週間に1回のケアに移行し、半年経った今でも生理周期が安定している。

【考察】
 レントゲン評価で慢性的な状態の椎間板は見つからなかったが、90日周期・生理時に経血量が微量ということもあり、早期の改善を目標にしてケアを開始した。特に初診日から様々な検査・問診の結果、神経の機能低下が確認され、体表温度評価・可動域制限において腰椎1番のサブラクセーションを確認。子宮や卵巣への神経支配である腰椎1番へのアジャストメントを行ったことにより、神経伝達が改善されていき症状に変化が見られた。 生理不順(稀発月経)の原因として考えられるのが、自律神経の乱れにより、交感神経と副交感神経のオンとオフの切り替えが上手くいかなくなることから、生理機能・子宮機能の低下で起こったと考えます。 稀発月経は、38日以上生理が来ない事と定義され、体内で生理機能が遅れている事を示します。生理時に経血を体外に促す手伝いをするホルモンをプロスタグランジンと言います。このプロスタグランジンには、血流促進・痛覚を刺激・粘膜強化と大きく分けて3つの仕事があります。 自律神経が乱れ、プロスタグランジンというホルモンの乱れにより、生理不順に繋がったと考えられます。そして、プロスタグランジンのもう1つの仕事である痛覚を刺激する働きが、頭痛の原因でホルモンのバランスが安定した事で頭痛の改善に向かったと考えます。

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