一般的に下肢のしびれは、骨盤や背骨にストレスを与えるような生活習慣によって椎間板が損傷して起こる場合、更年期のホルモンバランスの乱れによって起こる場合、糖尿病の合併症で起こる場合、下肢の血流障害によって起こる場合、坐骨神経痛のような神経を圧迫して起こる場合と様々な原因があります。また人によってしびれる間隔や場所が異なる特徴もあります。

下肢のしびれの治療法として上記に挙げた外的要因を見直し、鎮痛薬、筋弛緩薬、神経の回復を助けるビタミンや血流をよくする薬、運動療法などのストレッチがありますが、症状が一時的に緩和されることはあっても根本原因の改善に至ることはありません。

下肢のしびれの根本原因を考える上で重要なことは、外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。

そもそも下肢のしびれは、身体の危険を知らせてくれる内からの大切な身体のシグナルなのです。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考え、下肢のしびれに対してアプローチします。

カイロプラクティック的アプローチ

そもそも足のしびれとはどのようなメカニズムで起きているのでしょうか?

長時間の正座を想像してみてください。足がしびれて立ち上がれなくなった経験があると思います。
これは、一時的に神経や血流の流れを阻害したことで、しびれを引き起こしたと考えられます。

神経には、感覚神経という「痛い」という信号を脳に伝える役割があります。

長時間正座を続けると神経が圧迫され、徐々に感覚がなくなってきます。しかし、その後立ち上がった時にしびれや痛みが現れます。
これは、血流が一定時間止まった後に血流が再開すると大量の活性酸素が発生し、痛みを引き起こす物質が発生すると言われています。
正座をした後は、一時的にしびれや痛みはでますが時間と共に症状は軽減していくはずです。

下肢のしびれも神経にストレスが加わっても時間と共に症状が緩和されれば問題ありません。

下肢のしびれにおいて、椎間板や骨の形や骨盤の傾きなどの構造的な問題が重要視されますが、カイロプラクティックでは、神経機能を第一に考えています。

サブラクセーションが取り除かれ、脳と体のサイクルが正常になれば、怪我をしても自然に治癒することもでき、外の環境が変化してもその環境に適応するように体はプログラムされています。

本来、身体には偉大な力が備わっていて、生まれた時から健康になるすべを知っているのです。

*カイロプラクティックケアの段階において、痛みを感じる神経(感覚神経)は、神経全体の10%以下です。症状が出るまでに神経の流れが妨げられている状態が数ヶ月、または数年続いている場合もあります。一度損傷した神経の再生速度は、1日に約0.3~1ミリと言われています。ケアを始めて約3ヶ月は、損傷した神経組織の修復にあたります。その後、約3ヶ月~6ヶ月に新たな神経ネットワークが作られ、更に効率化され失われた機能を回復していきます。損傷した度合いによって異なりますが、痛みが解消されても約6ヶ月はしっかり通院されることをお勧め致します。