一般的に手・腕・肩のしびれは、頚部や背部にストレスを与えるような生活習慣によって椎間板が損傷して起こる場合、更年期のホルモンバランスの乱れによって起こる場合、糖尿病の合併症で起こる場合、上肢の血流障害によって起こる場合、胸郭出口症候群のような神経を圧迫して起こる場合と様々な原因があります。人によってはしびれる間隔や場所が異なる特徴があります。

手・腕・肩のしびれの治療法として上記に挙げた外的要因を抑えるため、鎮痛薬、筋弛緩薬、神経の回復を助けるビタミンや血流をよくする薬、運動療法などのストレッチがありますが、症状が一時的に緩和されることはあっても根本原因の改善に至ることはありません。

手・腕・肩のしびれの根本原因を考える上で重要なことは、外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。

そもそも手・腕・肩のしびれは、身体の危険を知らせてくれる内からの大切な身体のシグナルです。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えアプローチします。

カイロプラクティック的アプローチ

そもそもしびれとはどのようなメカニズムで起きているのでしょうか?

長時間手を上げ続けることや、寝ている間に腕を圧迫してしまった時を想像してみてください。腕や手がしびれて一時的に動けなくなった経験があると思います。

これは、一時的に神経や血流の流れを阻害したことで、しびれを引き起こしたと考えられます。神経には、「痛い」という信号を脳に伝える役割があります。

血流が一定時間止まった後、血流が再開すると大量の活性酸素が発生し、痛みを引き起こす物質が発生すると言われます。

通常シビレや痛みは一時的ですが時間と共に症状は軽減していきます。

手・腕・肩のしびれも同様に、神経にストレスが加わっても時間と共に症状が緩和されれば問題はありません。

手・腕・肩のしびれを考える上で、椎間板や骨の形や頭部の傾きなどの構造的な問題が重要視されますが、カイロプラクティックでは、神経の機能を第一に考えます。

サブラクセーションが取り除かれ、脳と体のサイクルが正常になれば、怪我をしても自然に治癒することもでき、外の環境が変化してもその環境に適応するように体はプログラムされています。

本来、身体には偉大な力が備わっていて、生まれた時から健康になるすべを知っているのです。

*カイロプラクティックケアの段階において、痛みを感じる神経(感覚神経)は、神経全体の10%以下です。症状が出るまでに神経の流れが妨げられている状態が数ヶ月、または数年続いている場合もあります。一度損傷した神経の再生速度は、1日に約0.3~1ミリと言われています。ケアを始めて約3ヶ月は、損傷した神経組織の修復にあたります。その後、約3ヶ月~6ヶ月で新たな神経ネットワークが作られ、更に効率化され失われた機能を回復していきます。損傷した度合いによって異なりますが、痛みが解消されても約6ヶ月はしっかり通院されることをお勧め致します。