日本人全体で「慢性の頭痛」で悩まされている人は約4000万人と言われます。

一般的に男性よりも女性が多いと言われ15歳以上のうち3人に1人は頭痛を抱えています。

対処法として多くの人が頭痛薬に頼りますが、根本的な改善には至りません。

一般的に頭痛は、ストレス、生活習慣の乱れ、環境の変化などといった外的要因が考えられ、
それらの外的要因を見直し改善することが頭痛の対策法とされます。 

しかし、考えてみてください。もし、外的要因が頭痛の根本原因だとしたら、なぜ頭痛になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、頭痛の対処法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。

日常生活において様々なストレスを受け、生活習慣が乱れることや、環境が変化することもあります。しかし、毎回毎回それらの変化に対応し続けるのは大変な作業になります。
だからこそ対策として体の内に意識を向けることが大切なのです。

そもそも頭痛は、体の内からのシグナルです。現在、体に負担となっている原因を見つける重要な役割があります。
カイロプラクティックでは、頭痛にたいして発症する時間帯や発症している場所などの様々な要因をもとにアプローチしています。

目次

1. 時間帯で変化する頭痛
 1-1 朝&週末の休み
 1-2 日中から夕方
2.天候(気圧の変化)による頭痛
3.月経前~月経中に伴う頭痛
4.顎関節症による頭痛
5.感染症(副鼻腔炎や蓄膿)による頭痛

1.時間帯で変化する頭痛

1-1 朝起きた時の頭痛(お昼前には解消される)&週末や休日に起きる頭痛(長時間の睡眠時)

このタイプの頭痛は化学物質(毒素)による原因が考えられます。例えば、化学製品、農薬、食品添加物、合成洗剤、香料、アルコール等、このような体にとって有害な物質が蓄積されたときに体からのシグナルとして頭痛になる場合があります。寝ている時に代謝が低下し、体の毒素が停滞することで頭痛が起こります。
通常、人間の体はこれらの化学物質を甲状腺、副腎、肝臓、腸などの臓器によって解毒、排毒する機能を持ち備えています。が、サブラクセーションが起きることによってその機能が低下/亢進し、身体の正常な機能が失われ頭痛が発症すると考えられます。

カイロプラクティック的なアプローチ
甲状腺や副腎や消化器系といった排毒を促す臓器を支配している神経に対してアプローチしていきます。

1)甲状腺機能低下(甲状腺ホルモン低下):C6~T3
2)副腎機能低下(副腎皮質ホルモン低下):T8~T12
3)消化器系の異常 T4~L3

1-2 日中から夕方にかけての頭痛

このタイプは過緊張型の頭痛が原因と考えられます。このタイプの頭痛は、仕事の後半の夕方に筋が緊張し、硬直することによって起こることが多く、長時間のPC作業やデスクワークなどにより頚部の緊張や眼精疲労により交感神経が過剰になっていることを示します。交感神経が過剰になると血管は収縮し、血流障害を起こします。そのため、体の老廃物や毒素が蓄積し頭痛を誘発します。この頭痛は、側頭部のこめかみ、目の奥、頭全体が締め付けられる、頭の付け根の後ろから前に移動するなどの特徴があります。
この頭痛は、副交感神経を刺激するような深呼吸、休息、軽いエクササイズをすると緩和していきます。

カイロプラクティック的なアプローチ
緊張して交感神経が過剰になっている状態なので、副交感神経支配の頚椎5番~後頭骨に対してのアプローチをしていきます。

副交感神経支配:C5~後頭骨

2.天候(気圧の変化)による頭痛

天気が崩れると(台風、雨、曇り)は、低気圧になり、低気圧になると自律神経に影響を与えます。高気圧(天気が良好)の時は、交感神経が過剰になり、低気圧の時には副交感神が過剰になりやすくなります。副交感神経が過剰になると血管が拡張し、血流が停滞、うっ血した状態を作ります。その状態が続くことで、有害物質が停滞し頭痛を誘発します。また、副交感神経が過剰になるとプロスタグランジンが過剰に分泌されます。プロスタグランジンは、人間の体内の様々な組織や器官に存在し、ホルモンに似た働きをする物質で、血管を広げ知覚神経を過敏にして痛みを起こさせます。その結果、天候の崩れる前の日や、当日に頭痛が出る原因となります。

カイロプラクティック的アプローチ
副交感神経が過剰になっている状態なので、交感神経を支配している腰椎5番から頚椎6番までのサブラクセーションに着目し、交感神経に対してアプローチしていきます。

交感神経支配:L5~C6

3.月経前~月経中に伴う頭痛

この頭痛は、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量に影響します。エストロゲンの分泌が低下すると脳内物質であるセロトニンが減少します。セロトニンの働きの1つは血管を収縮させますが、セロトニン量が減ることで脳の血管は急激に拡張し、大量の血液が流れ込んできます。その結果頭痛が発症します。

カイロプラクティック的なアプローチ
エストロゲンやセロトニンといった内分泌は、卵巣から分泌している神経がコントロールしています。特に卵巣を支配している腰部1番から3番に対してアプローチをしていきます。

女性ホルモンの分泌低下:L1-L3

4.顎関節症による頭痛

この特徴は、頭全体が締め付けられるような頭痛です。
顎関節のサブラクセーションが原因で、かみ合わせの乱れ、寝ている時の歯ぎしりなどにより頭痛が発症する可能性があります。

カイロプラクティック的アプローチ
顎関節(TMJ)のサブラクセーション

5.感染症(副鼻腔炎や蓄膿)による頭痛

この頭痛の特徴は、朝に始まり昼にかけてひどくなり、午後には消えていきます。これは午後に温度が上昇し、副交感神経が優位になるためで、実は、交感神経が過剰に働くと、血液中の白血球(細菌に感染した時に殺菌消毒する防御システム)が過剰になり、炎症が起きやすくなります。
交換神経が過剰な状態が副鼻腔で起こると副鼻腔炎になり、慢性化すると蓄膿になります。つまり、過剰に働いた交感神経を正常にして自律神経のバランスを戻すことで、副鼻腔炎や蓄膿を改善していきます。

カイロプラクティック的アプローチ
副交感神経支配の頚椎5番~後頭骨に対してのアプローチをしていきます。

副交感神経支配:C5~後頭骨

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