第2日曜日は、塩川雅士D.C.によるガンステッドテクニックセミナー!

今回のテーマは、頚椎

頚椎には3つの大きな役割があります。

①頭部の支持と安定性を与える役割
一般的な頭の重さは7~8キロになります。この重さを支えるために頚椎が重要な役割があります。

特に注目したいのが、全部で7つの頚椎が連なって作られている首の前湾カーブです。正常な首の前弯カーブは、頚部の弾力性を与え、スプリング作用によって様々な衝撃を吸収する役割があります。また頭の位置によっても首や肩に加わる負荷も異なります。 

頭が2センチ前方移動するだけで、首や肩にかかる負担は2倍の14~16キロになります。またスマートフォンの操作や読書やPC作業や家事などの下をむく角度によって、首への負担が増加することが分かっています。

例えば、30度下を向く姿勢では、首に加わる負荷は約18kg、60度では27kgもの負担になります。

想像してみてください、日頃から20キロ~30キロの米袋を首や肩に背負っている状態が続いているのです。

日頃から姿勢の気を付けることの重要性がここにあります。

②柔軟な可動性を与えてくれる役割
全部で7つある頚椎の中でも頚椎1番と2番は、他とは大きく異なり、ほとんどの頚部の可動性はこの頚椎1番と2番で形成されています。

頚椎1番は、英語で「アトラス(Atlas)」と言われていますが、その語源はギリシャ神話に登場する、天を支える巨人にちなんで名前が付けられています。

頚椎1番の特殊な形状のおかげで、体の部分で最も重要な頭を支えることができ、頭を自由に前後に動かすことが可能になります。

その下にある頚椎2番もまた、特殊な形状をしています。その形状は、仏様が座って拝んでいるような姿にみえる事から、火葬後に拾って「喉仏」として納骨する骨が頚椎2番になります。(地域によって異なります) 

頭を自由に横に動かすような運動には、頚椎1番と2番が重要な役割があり、頚部全体の50%の回旋運動を可能にしています。

例えば、頚椎1番と2番の動きを止めてしまえば、首を前後に動かしたり、横に動かしたりすることができなくなるということになります。

日頃から頚部の柔軟性を維持する為に、体を定期的に動かしましょう。

③神経を保護する役割
背骨は、神経を守るためのプロテクターです。環境の変化によって背骨の配列や形状は変化していきます。

例えば、長時間のPC作業で左を向くような姿勢で仕事をしていれば、その環境に適応する為に頚部全体が左に捻じれ、その環境に適した頚椎を体は作ります。

すなわち、頚部の神経を保護する為に体が対処しているというわけです。体で最も重要なものは骨格ではなく、神経なのです。その神経を保護しているのが骨というわけです。

頚椎からは、8本の神経が枝分かれして、首や肩や腕や手と繋がっています。多くの上肢の問題は、頚椎から枝分かれしている神経に問題があります。また、上肢の問題のみならず視覚や聴覚や平衡感覚や自律神経などの問題にも大きく関係しています。

定期的なカイロプラクティック・ケアで神経に流れを正常にしていきましょう。

動画はこちら