仙骨のレントゲン評価と実技練習

仙骨の重要性とは?

土台理論(The Level Foundation)
人間は2本足歩行の動物であるため立位時に脊椎には重力がかかります。脊椎の最も下にある土台、仙骨が基盤となりその上に第5腰椎が乗り、順番に第5腰椎という土台の上に第4腰椎、第4腰椎の土台の上に第3腰椎となり最後に環椎という土台の上に頭蓋骨がトップに乗り、脊柱の安定性を維持しています。

脊柱を建物に例えると、土台がしっかりしていることは耐久性、耐震性にとって非常に重要なことです。ほんのわずかな土台のゆがみが、建物全体の大きなゆがみを生じる原因になります。いわば、身体の土台が骨盤です。骨盤が安定していると脊柱は最もバランスのとれた状態を保つことができます。このように、Dr.ガンステッドは、脊椎のどこのレベルにおいても土台が崩れてしまうと上位に影響を与えてしまうと考え、身体にとって土台が最も重要であるという土台理論を確立しました。仙骨とは、私たちの背骨の土台になります。仙骨が土台となって背骨全体のバランスが取れ、直立歩行を可能にしてくれているのです。

トピック:仙骨のレントゲン評価と実技練習

仙骨は、ちょうど手のひらの大きさと同じくらいの骨で背骨の1番下に位置しています。その手のひらくらいの大きさの骨だけでも、16種類の変位が存在しています。その16種類の中から仙骨の変位からサブラクセーションの特定していきます。サブラクセーションの特定には、体表温度を測定や、仙骨の触診によって軟部組織の検査を行います。そしてレントゲン画像によって仙骨の分節の細かな形状を評価して、最終的にサブラクセーションの有無を決定します。ここまで専門的に、また正確性にこだわりを持って仙骨の検査を行うのは、数あるカイロプラクティック・テクニックの中でもガンステッド・テクニックだけです。

たった1センチでも場所のズレが生じれば結果に繋がりません。その正確性こそガンステッド・テクニックの魅力と言えます。今回のセミナーでは、縦20センチ、横10センチくらいの大きさの仙骨の触診に1時間、集中して検査を行う真剣な受講生の姿に感動しました。