トピック:体表温度の測定(Instrumentation) &骨盤の実技練習

ガンステッド・テクニックにおいて視診、体表温度の測定、静的触診、動的触診、レントゲン評価と5つの分析と検査によってサブラクセーションの特定を行っています。今回のセミナーでは、体表温度の検査について講義を行いました。

体表温度の測定の重要性とは?

体表温度の測定は、神経機能の分析を行なうもので、ガンステッド・カイロプラクティックにおいてサブラクセーションを見つけるための一番重要視すべき検査法の1つになります。もちろん、サブラクセーションを見つけるために脚長差の分析、姿勢分析、レントゲン分析、骨盤/椎骨の可動域分析などの様々な検査は重要ですが、それらすべては構造的な検査になります。しかし、体は神経の働きによってコントロールされているので、どれだけ脚長差がなくなったとしても、姿勢が良くなったとしても、レントゲン分析で正常な数値になったとしても、骨盤や椎骨の可動性が正常になったとしても神経機能に問題が生じれば、パフォーマンスの向上は見込めません。まずカイロプラクターとして神経機能に重点を置いた検査を行うことが最も重要になります。

ナーボ・スコープ(Nervo-Scope)とは?

日本語でNervo-Scopeとは、神経-測定器という意味があります。体表温度を測定する器具ではありますが、それは同時に神経を測定するものでもあります。自律神経には、上皮の毛細血管を拡張、収縮する働きがあり、その事により体表温度を調節しています。血液の流れは全て神経が制御しているので、皮膚の温度を調べることでその周辺の神経の状態が正常か、異常かを知ることができます。背骨に沿って温度センサーを備えた2つの先端を上皮に当て、不均一な温度変化がある箇所をピンポイントで的確に見つけ出します。

サブラクセーションによって神経機能に異常が生じた場合、毛細血管の拡張や収縮に誤作動が起き、体表温度に異常が生じます。それをナーボ・スコープによって、体表温度を測定し、正確にサブラクセーションを特定することが可能になります。

体表温度の測定は、サブラクセーションの有無、正確な場所、いつアジャストメントを終えるか、慢性/急性などの様々な情報を客観的に知ることが可能になります。カイロプラクティックは、ただ手の感覚や勘だけでアプローチしているのではなく、科学的なデータをもとに正確に分析を行いサブラクセーションの特定を行っています。